家と学校

片付けできない子供に叱っていませんか?接し方と解決策を教えます

片付けできない子供に叱っていませんか?接し方と解決策を教えます
  • 子どもが片付けてくれない
  • 叱ってもまた繰り返す

こんなことに悩んでいる親って、多いです。

私は塾講師で子供と接するのですが、かなりやんちゃで言うことを聞かない子は珍しくありません。

片付けなどの生活習慣について教えるのは、本当に一苦労ですよね。

「大きくなっても片付けられなかったら、どうしよう…」

「今のうちに、習慣にしておいてほしい」

と心配になるのが、親心というもの。

もちろん、塾でお会いする親御さん(わざわざ来ていただいて、教育熱心な方々です)の中にも、子供に「直してほしいところがある」という人がほとんどです。

それなのに、なかなか行動に移せないんです。「とりあえず叱る」くらいしか、していない人が多い…

今回は、

  • 子供が片付けられないのはどうしてなのか?
  • どう接してあげるべきか?

について、お伝えしていきますので、ぜひ今日から実行してみてくださいね。

子供が片付けられない理由

片付けできない理由

子供が片付けてくれないと、「なんで?」って、不安になると思います。

まずは、親も冷静になるために、【片付けられない理由】を考えてみましょう。

  • 片付いた状態をイメージできない
  • 具体的に、どうすればいいのかわからない
  • 片づけが嫌い
  • 叱られて萎えるからやりたくない
  • モノが多くて管理できない
  • とにかく片付けが後回し

こんなところでしょうか。

原因についてアレコレ言っても仕方ないので、解決法と一緒に詳細を見ていきましょう。

片付けできない子供への解決策【今日から実践可能】

「もう色々手を尽くしたよ…叱る方も、疲れた…」

という方、以下の方法は試してみましたか?

今日から実践できる方法もあります!

実践しやすい順番で紹介していきます~

レベル1:片づける方法や収納を変える

【解決できること】

  • 片付いた状態をイメージできない
  • 片付けを、具体的にどうすればいいのかわからない
  • 片付けが嫌い

最もカンタンに実践できるのが、「片づける方法や収納を変える」こと。

カンタンとは、

  • 心理的なストレスが少ない
  • 効果が高い
  • スグできる

ってことです。

だから、まずはここからスタートしてください。

実践法

おウチの片付け方法、複雑すぎませんか?

子供が片付けが嫌いなのは、複雑で難しいからです。

「子供でも、ラクラクできる収納」に、思い切って変えてください!

1)カラーボックスからおもちゃばこを引き出す

2)ロックをはずしてフタをあける

3)おもちゃを入れて、フタをしめる

4)おもちゃばこをカラーボックスにもどす

これでは工程が多すぎます。

「とってもキッチリした人」でない限りは、大人でも、散らかしてしまうと思います。

全部ぶっこみ収納!
「大きなカゴを用意して、そこに全部入れる」とかでOK

「モノの住所をきめる…」「定位置をきめて、そこに戻す…」でもいいですが、ちょっと子供には難しい。

もし、どうしても細かい収納にしたいのなら、子供が分かりやすいよう徹底してください。

トーマスは棚の上、シルバニアファミリーはカゴに入れるって言ったでしょ!?

う~ん、私もできない気がします。笑

トーマスは、トーマスの絵が貼ってあるここにおいてね。
シルバニアファミリーは、「しるばにあふぁみりー」って書いてあるこのカゴね!

ポイントは、絵や写真、ひらがな(大きく書く)を使って、とにかく、分かりやすすぎるくらいに住所を示しておくことです。

これだけで、子供が自分で片づけられるようになる可能性は、ぐんと上がるはずです。やってみてください。

レベル2:ちょっとしたペナルティやご褒美をつくる

【解決できること】

  • 叱られて萎えるからやりたくない
  • 片付けが嫌い

嫌いなこと・気が進まないことでも、ペナルティ(罰)やご褒美があれば、習慣にしてくれることも多いですよね。

子供は、ある意味で「野性のまま」の感性を持っていて、やるかどうかを損得で決めているといます。笑

親は、その習性を上手に使ってあげてください。

実践法

これも、今日からできます。

「悪い例」にあてはまっていたら、今日から直してみてください。

片付けられなかったら、とにかく叱る。
「なんでできないの?」「やるって約束したよね?!」等…

わかります。叱る側の気持ち。

叱る方だって、すごくすごくツラいですよね。

でも、ペナルティを「叱ること」にするのはおすすめできません。

子供は、「叱られてもその間だけガマンすればいいや」と散らかしっぱなしを繰り返すこともあります。

叱られることで気持ちが萎えてしまい、片付けに苦手意識を植え付けてしまうことだってあります。

叱るのは悪いことではないけれど、「叱らないといけない」というルールが定着してしまうのは、親もしんどいです。

だから、いったんやめてみましょう。

  • 「片付けを自分でできなかったら、次の日はおもちゃで遊べないことにする」
  • 「自分で片付けができた日は、おやつを一つ多く食べてもいいことにする」

等、子供がやる気になりそうなペナルティやご褒美をきめて、一緒に実行する

例えば、ミニマリストのyamaさんは、何かできたことがあるとシールを貼っていって、10枚シールがたまったら100円というシステムを導入しているそう。

真似して、片付けができたらシール→〇こたまったら〇〇円!っていうルールを作ってみるのもいいですよね。

やっぱり、子供が率先してやりたくなる仕組みをつくるのが一番。

「まったく叱らない」というのは無理があると思うので、バランスを工夫しつつ、子供をやる気にさせてあげてください。

レベル3:おもちゃを一軍と二軍に分ける

【解決できること】

  • モノが多くて管理できない

おもちゃの量が多すぎるのであれば、一軍と二軍に分けるのがおすすめです。

これは、実は片付けが苦手な私がよくやる方法です。笑

私はモノがどれも大事に思えて、何も捨てられなくなってしまうのが悩み。

だから、いきなり、「おもちゃをへらしましょう」と言われても、捨てられない気持ちはとてもよく分かります。

愛する子が、気に入っているかもしれないおもちゃを捨てるなんて、スグにできることではないですよね。

実践法

自分がしたくないからといって、子供に「自分でおもちゃを減らしなさい!」と言っている方は、要注意です。

「あなたが片付けられないのは、おもちゃが多すぎるからでしょ」
「捨てるものを選びなさい」

これを言われた子供は、けっこうヘコみます。

子供にとって、おもちゃはどれも宝物。

だから、ちょっとやり方を変えてみましょう!

1)おもちゃを一軍と二軍に分ける(気に入ってそうかどうか?でOK)

2)普段は一軍だけで遊ばせて、子供から「あのおもちゃは?」とご指名があったときだけ、二軍から渡してあげる

3)1年、2年ご指名がないと言うことは、「なくても満足している」ということなので、他に必要とする人に譲るなどして手放す

私は、この方法で、あらゆるモノを手放し、快適で片づけやすい部屋を手にいれました

「おもちゃを捨てるのが苦手…」という人は、ぜひためしてください。

レベル4:親が、自分の習慣をあらためる

【解決できること】

  • 片付いた状態をイメージできない
  • 具体的に、どうすればいいのかわからない
  • 片づけが嫌い
  • モノが多くて管理できない
  • とにかく片付けが後回し

子供ができないことはすべて、「親の行動から学んでいるから」起きている可能性もあります。

子供は、「親と同じことを、自然と身に付ける」習性があり、野生の本能です。

だから、もし親のあなたに当てはまる部分があれば、少しずつで良いので直していきましょう!

実践例①:まずは、親が片付けられるようになる

子供は鋭く賢いので、親の行動を本当に細かく見ています。

親は片づけができていないのに、子供にだけ「片付けなさい」と叱る

子供は、大人だけずるをしていると思うと、言うことを聞かなくなります。

  • まずは、親自身が片付ける余裕をもつ。
  • 子供と一緒に、片付けを実践する。

「一緒に片付けを頑張る」ことで、親子の信頼関係も、良くなるはずです。

ただし、注意点として、子供が片付けるべきところまで、手出ししないこと。

子供が自分で片づけるのを待たずに、なんでも大人がやってあげてしまうと、「そのままにしておけば大人がやってくれる」と思ってしまいかねないです。

やりたくなってしまうと思いますが、ここは、ふんばりどころですね。

実践例②:叱り方を一定にする

先ほども、「子供は鋭くて賢いので、親の行動を本当に細かく見ている」と書きました。

「叱り方」に関してもそうです。

  • 片付けなくて叱られるかどうかは、親の機嫌で決まる。
  • 「片付けなさい!」とキツく叱られる日もあれば、「べつに片付けなくてもいいよ」と言われる日もある。

親の対応がまちまちだと、子供は混乱します。

それでもパターンがつかめないと、子供は考えるのをやめ、何もしなくなります。

もしくは、極度に親の顔色をうかがう子供になってしまいます。

どっちもよくないですね。

  • 片付けできていないときは、できるだけ同じテンションで叱る。
  • 片付けの扱いを変えない。
  • 母親・父親は同じスタンスを共有しておく。

親の言うことがコロコロ変わるというのは、子供の理解を翻弄してしまうこと。

私もかなり気分屋なので、気分次第で言うことがかわってしまうのは、痛いほどよく分かります…

でも、子供に対してだけは、ある程度一定のことを言うように注意してあげてくださいね

もし、上記が全部うまくいかなかったら…

どうしても片付けられなかったり、他にも上手くできないことが多いと感じるなら、発達障害などの特徴を持っている可能性も、無いわけではありません。

「自分の子供がそうだなんて、信じたくない」と思うかもしれませんが、発達障害などの特徴を持った人は、クリエイティブな側面があったり、とても人に優しくできるなど、素敵な能力を持っているケースがたくさんあります。

どうしても片付けられないから、病気なのかも…
この子は不幸になるかも…

などネガティブになるのではなく、その子の特徴としていったん受け止めつつ、必要に応じて専門家にアドバイスをもらえばOKです。

発達障害まではいかなくても、うちの子は片付けが本当に苦手で…という場合もあると思います。

子供は個性の鬼です。笑

好きなこと、苦手なこと、楽しいと思うことは、ひとりひとり違います。

片付けが苦手な子は、ある他の面では「片付けが得意な子」よりもとても優れているかもしれません。

「片付けをできるようにする」こと自体は、絶対取り組んだ方がいいです。

でも、もし上手くいかないタイミングがあっても、ゆっくりでOK。

その子のできることとできないことを考えてあげて、できることから一緒に取り組んであげてくださいね!