家と学校

リビング学習ってどうなの?やるかどうかの決め手と心構えを解説

リビング学習ってどうなの?やるかどうかの決め手と心構えを解説

雑誌やネットで話題のリビング学習。

その名前のとおり、「リビングやダイニングで勉強すること」ですが、実際に導入しているご家庭は、まだそう多くはないのでは?

  • 勉強の効率があがる
  • 成績があがる

などと言われていて、「うちもやるべきかなあ?」なんて、気になっている方も多いと思います。

でも、いざやるかどうか?となると、「子供がリビング学習に向いているのか?」「かえって勉強しなくなったらどうしよう…?」など、不安になりますよね。

そこで、今回は

  • リビング学習が向く子・向かない子
  • リビング学習をやるかどうかの決め手
  • やるときの注意点

についてお話ししていきます。

私は、普段から塾で小~中学生までのいろいろな子と接しているので、その経験・肌感覚もフルに使って解説していきますね!

リビング学習が向く子・向かない子

リビング学習を導入したいとき、真っ先に気になるのが「うちの子はリビング学習に向いているのか?」ってことですよね。

これは、リビング学習のメリットとデメリットを考えてみると、わかってきます。

【リビング学習のメリット

  • 家族が近くにいるので、不安感が少なくなり、勉強に集中できる。
  • 分からないところを家族に聞けるので、理解度が深まる。

×【リビング学習のデメリット

  • 雑音があったり、視界に色々入ってくるので、集中しにくい。
  • 考えずに、家族に答えを聞いてしまう。
  • 学習机などの環境が整っていない。

リビング学習に向く子というのは、ずばり、上記のメリットで恩恵を受けられる子です。

具体的には、

  • 一人で部屋で勉強するのがコワい・不安感がある子
  • 分からない箇所が多く、つまずいてしまうとなかなか進めない子

という感じです。

一人で勉強するのが不安な子は意外と多いと思います。

私もそうでしたが、部屋に一人だと逆に落ち着かないです。

そういう子は、リビング学習に切り替えることで勉強しやすくなりますし、勉強に集中できる時間が増えるので、成績も上がりやすいです。

また、分からない箇所が多い子は、一人で部屋で勉強していてもなかなか進みません。

この「なかなか進まない感じ」って、勉強に対する苦手意識に変わるんですよ。

「勉強が苦手」という子は、リビング学習で、いつでも家族に聞ける環境を用意してあげるだけで、勉強への意欲が上がる可能性は大です。

ただ、もし

  • 自分の部屋で問題なく勉強できている
  • 分からない箇所はそこまで多くなく、ほぼ自力で勉強できる

 

のであれば、特にリビング学習をするメリットは感じられない(=必要ない)と思います。

このあたりをお子さんに聞いてみたり、普段の様子を観察してみて、判断してくださいね。

不安感が強い子は、「一人で部屋にいること」自体がコワいです。後ろが気になたり、物音がきになったり、些細な事で勉強から注意が逸れてしまいます。

「自分の部屋がコワいなんてあるの?」と、大人は思うかもしれませんが、子供にとっては普通にあることなので、ぜひ優しく聞いてみたり、観察してみてください。

リビング学習をやるかどうかの決め手

「うちの子はリビング学習をしてみた方がいいかも」と思ったら、次は実際にやるかどうか、考えてみましょう。

リビング学習をやるかどうかの決め手は、リビング学習のデメリット補える環境をつくれるかどうか?です。

もういちど、リビング学習のデメリットを書きますね。

×【リビング学習のデメリット

  • 雑音があったり、視界に色々入ってくるので、集中しにくい。
  • 考えずに、家族に答えを聞いてしまう。
  • 学習机などの環境が整っていない。

これらを補えるかどうか、家族と相談してみてください。

補えるなら、ぜひリビング学習をはじめてみましょう!

リビング学習に必要な心構え【デメリットを補おう!】

リビングを集中力を保てる環境にチェンジ

子供部屋とちがって、リビングやダイニングでは色々な雑音がありますよね。

視界にも、色々映り込んできます。

ある意味、そういった環境で集中力を鍛えるというのはいいことです。いつでも、静かな環境で勉強できるわけではないですからね。

ただ、小学校低学年くらいの子は、大人が思う以上に集中力散漫です。

なので、必要に応じて、以下の対策をしてみてください。

  • 勉強中は、テレビはつけない
  • 立てるタイプのパーテーションなどで、視界をシャットアウトする
  • 兄弟・姉妹は、少し離れた場所で勉強させる
  • 細かいことを指摘しない

 

リビング学習には、家族の協力も不可欠ということですね。

特に、兄弟・姉妹を、リビングなどの緊張感のない場所で一緒に勉強させるのはおすすめできません。

子どもは、きょうだいへのお互いへの興味がとても強いです。

勉強をジャマしようとしたり、お互いのことが気になって集中できないこともあるので、一緒にリビング学習させるなら、少し離れた場所に勉強スペースを作ってあげるといいです。

また、親に細かいことを指摘されて、勉強自体が嫌いになるケースもあります。できるだけ、そっとしておいてあげましょう。

スグ答えを聞いてしまう子には、家族でルールをきめて、みんなで守る

分からないところを家族に聞けるのが、リビング学習の大きなメリットです。

でも、度を過ぎるとデメリットに。自分で考えなくなって、家族に答えを聞き出そうとしてきます。

言ってしまえば、「答えを見る」感覚で、ラクして答えを埋めようとする…これは、本末転倒ですよね。

私が教えている塾でも、考えずに何でもすぐ質問してくる生徒さんがいます。

「大人に甘えるクセ」がついてしまっているので、そういう子をリビング学習させるのであれば、親は毅然とした態度で接する必要があります。

さらに、お父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん、みんなでその態度を守ってください。

「お母さんは教えてくれないけど、お父さんならいける」と思われてはダメだからです。

子どもに勉強を聞かれたときは、

  • どこがわからないのか、子どもに説明させる
  • 「最低〇分は自分でがんばってみる」などルールをきめておく

 

など、家族でルールをシェアするといいですね。

ただし、注意してほしいことがあります。

「また答えだけ聞き出そうとしてるだろ!」
「すぐに聞かないで!」

など、感情的に怒らないこと。

先ほども少し触れましたが、「親に怒られて、リビング学習で逆に勉強が嫌いになった」というケースもあります。

大人が、冷静に子どもを見てあげられるかどうかも、リビング学習のポイントです!

学習机はなくてOK。リビング学習の環境を整えよう

リビング学習では、ダイニングテーブルで勉強させるご家庭が多いようです。

学習机ではないので、勉強しやすい環境を意識して整えてあげる必要があります。

例えば、

  • 手元を明るくするライト
  • 文房具やプリントなどの収納場所
  • ランドセルの置き場
  • 背丈に合ったイス

などですね。

ライトも収納もイスも、高いものでなくてOK。

プリント類も、ぐちゃぐちゃにならなければOKなので、100均で充分です。

使いやすければ何でもいいので、学習机を使わないぶん、意識してととのえてあげましょう(それでも、学習机を買うよりは、かなり安上がりのハズです)。

まとめ

「なんだかリビングで学習させるのって抵抗ある」「メリハリのない子になってしまったら?」とか思ってしまう人も多いかと思います。

私も、子どもの頃は2階に子供部屋があり、そこで勉強していました。リビングで勉強するなんて、想像もつかなかったです。

でも、リビング学習には子どもの集中力をやしなったり、学習でつまずきにくくするなど、とても良いメリットがありますし、それは塾講師をしていても感じます。

例えば、理解力も成績もどんどん上がっている小学二年生の子が、「宿題をお母さんとやってみた」とか、「分からなかったから家族に聞いた」とか、よく言ってます。

結局は、やってみてその子に合うかどうかという話にはなるので、「なかなか成績が上がらない」と心配なのであれば、まずはチャレンジしてみることをおススメします!