今回は、以下のような悩みを掘り下げていきます。
- 長文の対策方法が知りたい
- 長文はいつからやったらいい?
実際の指導経験や、E判定から早稲田に現役合格した経験をもとに、【初心者からでもレベルアップ】していける勉強法・コツを解説していきます。
別途、長文の参考書・問題集はどれを選んだらいいかの記事もあるので、併せてチェックしておきましょう★
大学受験勉強で英語長文が苦手・読めないのはなぜか?
「長文が苦手なんです!」「なんとなく意味は分かるけど、解けないんです」という人、本当に多い!
なぜ、英語長文でつまずく人が多いのか?
多くの人は、
- 数をこなせばできるようになる
- 品詞分解をこまかくやれば理解できる
と信じて、がむしゃらに解くだけの対策をしていますが、それだと方向性が間違っています。
大学受験の長文の特徴は、
- 単語が難しい
- 文章が長い
おおまかに言うとこの2つ。
英語の長文をスイスイ解けるようになりたいなら、
- 単語をしっかり勉強しておく
- 長い文章にひるまない力を付ける
ことを優先して勉強すればいい、ということです。
あとで具体的な勉強法を紹介します!
大学受験勉強で英語長文はいつから対策すべき?
「じゃあ、単語をひととおりやってから長文をやるべき?」という人がいますが、それでは遅い。
単語をやってからではなく、単語をやりつつ、同時並行で長文もやるのが基本です。
ただ、長文に付いている文法問題も解けるようにするためには、
- 基本的な文法知識
- 構文の知識
が必要になるため、ひととおり文法・構文をやってから→長文という流れは悪くないですね。
目安として
- 高3の4月・5月で文法・構文をひととおり学習
- 6月から長文も入れつつ対策
というのがベストなスケジュール感。
「まだ長文をやるときじゃない」とか言ってていいのは、高3の5月まで!
その時期を過ぎたら、単語・文法・構文と同時並行で、長文もどんどんやっていきましょう!
大学受験勉強の英語長文|基礎からの勉強法・解き方のコツ
基礎からレベルアップしたい人は、以下を実践するだけでかなり変わると思います。
- 苦手意識あるなら、「日本語訳」から見てOK
- 主語・補足しているだけの箇所にマークをつける
- 速読したければ音読せよ
- 慣れてきたら、毎日解く
- 月に1度の復習が定着率を高める
ひとつずつ、サクッと解説しておきます。
大学受験の英語長文|「日本語訳」から見るのがコツ
「英語長文って読んでいて疲れる」「どういう意味なのか、考えていてどんどん時間が過ぎる」
こういう人は、
- 日本語訳を最初に見る
- 英語ではどうやって書かれているのか見る
- ピンとこなかった単語・構文を調べる
- 意味がだいたいわかったら
- 英語だけ見て、問題を解く
という順番でやってください。
最初のうちは、これで充分です。
これだけでも、英語脳が徐々に出来あがってきます。
最初から英語だけ見て解くのがツラい人は、ぜひ実践してください。
大学受験の英語長文|マークを付ける
主語がどこなのかをきちんと理解すれば、難しそうに見える長文もシンプルになります。
まずは、主語を< >でくくりましょう。
例えば、The man sitting the bench is my father.
→ <The man sitting the bench> is my father.
長文では、とことん主語を長くして難しく見せてきますが、これで簡単に整理できるので、ぜひやってください。
あとは、文章を補足しているだけの部分は、( )で目立たなくしてあげるのがいいです。
例えば、
According to the ancient Greek historian, a Persian king called Cambyses sent an army of 50,000 soldiers to attack an outpost in the Saharan desert in 525.
ん?ごちゃごちゃしてるぞ…と思いますが、< >と( )をつけると、
(According to the ancient Greek historian, )<a Persian king called Cambyses> sent an army(of 50,000 soldiers )to attack the enemy in the Saharan desert (in 525).
主語<a Persian king called Cambyses> が、サハラ砂漠の適地に軍隊を送った。
という文脈が、見えやすくなったと思います。
難しい文章になればなるほど、初心にもどって主語< >・補足部分( )を明確にしてください。
余裕ある人は、動詞に〇マルを付けると、さらに分かりやすく見える化できます。
大学受験の英語長文|速読したければ音読せよ
長文の指導で、「速読ってやったほうがいいんですか?」と聞かれることがあります。
正直、「速読を練習する」という発想自体、やめたほうがいいです。
もし、
- 今のままでは解くのが遅すぎて話にならない
- 模試で時間がたりないことが多い
のであれば、速読の参考書を買うより音読をおすすめします。
人は、
「声に出すよりはやく読むことはできない」
「黙読スピードは、音読スピードより遅い」
ので、「はやくしゃべる練習」をすれば、読むスピードも上がります。
ステップとしては、
- 長文問題を解く
- 意味を理解しながら音読
- 自分が「黙読したいはやさ」より速く音読できるまで練習する
私も、現役時代はこの方法でスピードアップしました。
3か月くらいきちんとやれば、かなりはやく読めるようになります。
繰り返しますが、わざわざ速読用の参考書を買い足す必要はありません。
大学受験の英語長文|夏休み以降も毎日「解く」必要なし
「長文は、毎日解いたほうがいい」というセリフを聞くことがあると思います。
たしかに、長文問題を毎日解けば
- 「長文を読む脳」が鈍らない
- 慣れてきて、どんどんはやく読めるようになる
ので同意です。
ただし、毎日新しい問題をやる必要はないし、普通に考えて非現実的です。
毎日新しい問題を解こうと思ったら、1年間で(1冊平均30題として)12冊も長文問題集をやらなくてはいけません。
正直、良い長文問題集を12冊も探してくるのは大変です。
レベルも合うものだと、せいぜい5、6冊くらいかなと。
なので、おすすめは
- 毎日1題解くか、解かずに読むだけ
- 読むだけの日も、意味を完全に理解するまで読む
- 復習として、一度解いた問題を読みなおす
いずれかを一日1回できればよいと考えます。
この後、「月に1回、過去にやったものを復習で解く」という話をしますが、それを兼ねてもOKです。
大学受験の英語長文|解き終えても、月に1度復習しよう
暗記モノは、数日後、2週間後、1か月後…と、何度も復習することで脳に刻み込まれていき、忘れにくくなります。
長文は暗記モノではないですが、
「どうやって解くのか」「何が間違っていて、どうすれば解けたのか」
を暗記モノのように復習しておくと、次に同じようなミスをしにくくなります。
長文問題にもパターンがあって、どのパターンでも解けるようにする感覚です。
暗記よりもあえて復習の頻度を低く、1か月後にしておくことで、ほどよく内容を忘れた状態で、新鮮な気持ちで読めるのでおすすめ。
もし、復習して解けない・意味がわからなかったら、理解が浅かったということです。
理解を深められるよう、単語・構文・パラグラフの要旨を「腑に落としてから」、次の長文を読んでいくようにしましょう。
大学受験の英語長文|過去問はすぐやってOK
過去問をやるタイミングがわからないという人がいますが、結論、すぐやりましょう。
5年分とか、まとめて全部やる必要はありません。
- 志望校ではどんな問題がでているのか
- 今の実力では、どれくらい読めるか
- 過去問を読めるレベルになるには、どんな力が必要か
を理解して、対策を練るために、解いておきます。
直近1年分を解いてみて、2、3年分はざっと目をとおしておけばいいでしょう。
ここをおろそかにして、的外れな勉強をしてしまう人が非常~に多いので、ぜひ気を付けてくださいね~!
大学受験の英語長文は、本文と問題どっちから読むべき?
英語の長文読解は、
- 本文からまずは全部読む
- 問題から読んだ方が効率がいい
などいろんな議論がありますが、結局どっちが正しいのか??
効果の高かった私のやり方は、
- 本文を、主語と動詞に注目してざっくり読む
- 問題文を見る
- 本文に戻り、さっきよりも入念に読みつつ、
- 問題の答えが書いてある部分まで読んだら、そのつど問題を回答していく
という流れ。
本文をはじめからていねいに読むのではなく、問題を先に全部読むのでもない。
ざっくり本文理解 → 問題を理解 → 細部に注意しつつ回答
分かりやすく言うと、上記のようなステップになります。ご参考に。
大学受験の英語長文|単語力強化で高みへ
英単語は出たとこ勝負。
知らない単語が長文問題にまぎれていたら、読解の難易度がいっきに上がります。
センターレベルであれば推測して解いていくこともできますが、難関レベルを目指す人は
- もともと単語力がある
- 推測もできる
2つの能力が必要です。
難しい単語を知っておくためには、ただがむしゃらに単語を多く覚えるよりも、『リンガメタリカ』のようなテーマ別単語集で覚えるのがおすすめ。
私も受験の際にお世話になりました。早慶レベルを受けるなら必須です。
秋くらいからは、長文対策としても、単語力強化をしていきましょう。
大学受験の英語長文|難関レベルは精読力がカギ
難関レベルを目指す人は、過去問を見て文章量が多すぎてびっくりしたと思います。
長文をさらに長~くして、できる人・できない人の差別化をする狙いです。
この「長~い長文」を攻略していくためには、精読力がカギとなります。
精読力は、文章を正確に理解する力のことで、鍛えることで、何度も読み返さなくても、一発で意味がわかるようになります。
『読み返し』は軽く見られがちですが、めちゃ怖いです。
大幅なタイムロスを引き起こします。
- 読み返すのを当たり前にしない
- この記事に書いてあるやり方をマネして、一発でより多く理解できるよう練習する
- 精読力アップに役立つ参考書を使う
など、対策していきましょう。
大学受験の英語長文の問題集・参考書のおすすめ(学校のテキストだけ:△)
英語長文を実際に勉強していく際、どの問題集・参考書を使おうか迷うと思います。
学校のテキストだけでやろうとすると、どうしても
- 問題数が不足
- 入試に対応しきれない
のでNG。
こちらの記事でおすすめを書いてますので、ぜひここから選んで、やってみてください。
格安で大学受験英語をマスターしたい方へ
- 英語の勉強法がわからない
- 英語の成績が全然伸びない
- 大学受験の英語が不安すぎる
- もっと自分で受験対策できるようになりたい
という悩みをお持ちの方のために、現役のプロオンライン家庭教師である私が、『基礎から難関大に合格するための英語勉強法』を作成しました。
塾や学校で教えてもらえないにも関わらず、この勉強法を知らないと失敗するリスクが何倍にもなります。
しかし、多くの人に知って欲しいため、自分でもビックリするほど低価格で提供しています。
教材に書いてあることを実践&継続すれば1、2か月の短期間であっても以下のような成果を上げることも可能です。
- 模試の点数が+30点以上伸びる
- 偏差値が+10~15伸びる
- 志望校判定が2段階アップ
- 1か月で英単語900語をマスター
なお、購入は「得意を売り買い」で有名なココナラからとなり、セキュリティ面なども安心です。
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