受験生のみなさんは、定期的に模擬試験(模試)を受けていることが多いと思います。
高校生の場合は、学校で実施されることもありますね。
模試は、その時の自分の成績や集団内の位置を知ることができるので、志望校までの距離を測ったり、受験校を検討したりするのにとても役立ちます。
また、志望大学を申告すれば、成績に応じて「判定」を出してくれます。
一般的にはA判定からE判定まで設定してあり、以下のような合格可能性の基準で分けられています。
- A判定:合格可能性80%以上
- B判定:合格可能性60%以上80%未満
- C判定:合格可能性40%以上60%未満
- D判定:合格可能性20%以上40%未満
- E判定:合格可能性20%未満
※模試により基準が多少異なります。
今回の記事で取り上げるD判定の合格率は、20%以上40%未満です。
数字を見るとなかなか厳しい印象ですね。
模試で志望校がD判定だった場合、「大丈夫なのかな?」「ここから合格できるの?」と不安に思う方も多いでしょう。
そこで今回は、
- 9月時点でのD判定はどう捉えたらいいか
- 11月時点でのD判定はどう捉えたらいいか
- 12月時点でのD判定はどう捉えたらいいか
- 本当に合格できるのか?
といった内容についてお伝えしていきます。
D判定が出て、合格できるか心配な方の参考になればと思います。
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【大学受験】D判定って大丈夫なの?〜9月時点〜
結論から言えば、9月時点でのD判定は「そこまで落ち込まなくても大丈夫」です。
なぜなら、9月に結果が返却されるのは、夏の間に受けた模試だからです。
模試は、受けた後に自己採点をすれば、ある程度の得点がわかります。
ただ、実際に成績が返却されるのは、受けてから約1ヶ月後。
9月時点でのD判定は、夏の段階での成績だということです。
夏といえば、本格的な受験勉強を開始してまだ3ヶ月くらいという人も多いでしょう。
ようやく基礎の完成に近付いてきた…という頃かもしれません。
そう考えると、まだまだこれから成績を伸ばしていけそうですよね。
模試を受けてからの1ヶ月でもさらに成長しているでしょう。
また、特に高3生は、この時期厳しい判定が出ることが多いと言われています。
夏の時点では、浪人生との成績の差がかなり大きいからです。
成績を表す時、よく「偏差値」という用語を使いますよね。
偏差値とは、集団内のどのあたりの位置にいるかということを示す数値です。
つまり、前年度から勉強を積み重ねている浪人生が集団の上の方を占めるので、相対的に高3生は偏差値が低く出る=判定も悪くなる、ということなのです。
高3生も浪人生も、まだまだここから成績が伸びる余地は十分あります。
D判定が出て不安になり、「進路変更したほうがいいかな?」「志望校を変えたほうがいいかな」と悩んだかもしれません。
しかし、9月時点ではそこまで落ち込まなくて大丈夫。
まずは模試の復習をして、どの科目・どの分野が手薄になっているのか分析してください。
そして今後必要な勉強をしっかりと洗い出し、実行していきましょう。
【大学受験】D判定って大丈夫なの?~11月時点~
次に、11月時点でのD判定についてお伝えしていきましょう。
先程も述べた通り、この判定は1ヶ月前、つまり10月に受けた模試ということになります。
同じ判定でも、この時期からは、それまでの模試がどうだったかということや、志望校によって捉え方が変わってきます。
それぞれ解説していきますね。
夏の模試でE判定→D判定になりむしろ上がっている場合
受験生のみなさん、周りを見渡してみてください。
お友達、受験の仲間、予備校のクラスメイト…みんなあなたと同じように頑張って勉強していますよね。
EからDへ判定が上がったということは、みんなが勉強を積み重ねて力をつけてきている中でも、集団内の位置を上げることができたということです。
基礎が定着して点に結びつくようになってきたのかもしれません。
夏の勉強計画がうまくいき、力を伸ばすことができた人もいるでしょう。
高3生の場合は、夏に部活を引退した後から本格的に勉強を始めて、スタートダッシュが成功する人もいます。
いずれにせよ、「勉強の方向性は間違っていない」と捉えることができます。
さらに判定を上げていくために、より効率を上げる方法や勉強内容を見直して調整しましょう。
判定が下がってD判定だった場合
9月の段階ではA〜C判定だったのに、ここに来て下がってしまった…という人もいるでしょう。
ここまで頑張ってきたのになぜ!?とショックですよね。
秋は模試が数多く行われる時期ですが、そのいずれも成績が下がってしまっているのであれば、スランプの可能性があります。
入試まで半年を切り切迫感の増す秋になると、解けない・読めないことがこれまで以上に「まずいぞ!!」と感じられてきます。
それが何度も続くと、「今回も解けなかった…」と自信をなくしてしまい、悪循環にはまってしまうことも少なくありません。
模試の結果をしっかり分析した上で、勉強計画や問題の解き方を見直してみましょう。
基礎の問題に立ち返ってみると、自信を取り戻すのに役立つこともあるのでおすすめです。
もし、複数受けた模試の中で、一つの模試だけガクッと下がってD判定という場合は、模試を受験した日のご自分の調子を振り返ってみましょう。
体調はどうでしたか?
緊張していつもと違う調子ではありませんでしたか?
秋は、たまった疲れで身体も心も調子をくずしやすいので注意が必要です。
身体が疲れているのなら、当面は睡眠時間を増やすなど、お休みを意識して多めに取りましょう。
模試での緊張に思い当たることがあるなら、「次の模試で緊張した時の対策」を事前に考えておけるといいですね。
国公立大学志望の場合
模試にはいろいろな種類がありますが、マーク式と記述式の2種類に大きく分けることができます。
マーク式は、共通テストのように、答えを選択しマークしていく形式です。
記述式は、国公立大学の二次試験や私立大学の試験と同じく、答えを記述・論述で回答する形式です。
10月には、そのどちらも実施されるので、両方受験する人も多いですよね。
国公立大学志望の場合、特にマーク式の模試でD判定だった人は共通テスト対策にこれまで以上に力を入れていきましょう。
11月に判定がわかってから、共通テストまで残り約2ヶ月です。
この時期に周りよりも頑張ることができれば、2ヶ月後には大きく差をつけることができるでしょう。
私立大学志望、国公立大学志望で二次試験の配点の比率が高い場合
私立大学志望の場合は、記述式の模試でD判定を取った時に、勉強計画やその内容の見直しが必要です。
また、国公立大学志望でも、志望校・学部によって共通テストと二次試験の配点の比重は異なります。
二次試験の配点の比率が非常に高いのであれば、私立大学志望の場合と同じように、記述式問題への対策を見直していきましょう。
ただ、私立大学の試験は1月末から2月末、国公立大学の二次試験は2月末以降です。
共通テストから半月〜1ヶ月半後、11月から約3ヶ月あります。
多少余裕を持った計画が立てられるかもしれません。
国公立大学志望の人だけでなく、私立大学専願でも共通テスト利用を検討している人は、共通テスト対策もおろそかにならないよう注意してくださいね。
【大学受験】D判定って大丈夫なの?~12月時点~
続いて、12月時点でD判定が出た場合について見ていきましょう。
12月に出た判定は、11月に受けた模試の結果ということになりますね。
11月も模試が数多く実施されます。
そして、年度内に行われる模試も残りわずかとなっていきます。
ほとんどの人は、この時期受けた模試の結果をもとに実際に受験する大学を検討するでしょう。
ラストの模試でD判定だと、ここから合格まで本当に成績を上げていけるのだろうか…と不安も高まりますよね。
12月の判定についても、志望校やD判定の出た模試の種類によってやはり捉え方が異なります。
- 共通テストの配点が高い国公立志望大学志望で、マーク式の模試がD判定だった場合
- 二次試験の配点が高い国公立大学志望で、記述式の模試がD判定だった場合
- 共通テスト利用を重点的に考えている私立大学志望で、マーク式の模試がD判定だった場合
- 私立大学志望で、記述式の模試がD判定だった場合
- 志望校の冠模試(※)がD判定だった場合
※冠模試とは、「◯大模試」といったように特定の大学名がついた模試のことを指します。
以上に当てはまるのであれば、勉強計画や対策の綿密な振り返りが必要です。
できれば周囲の受験や勉強に詳しい人に相談してみてください。
高校の先生、予備校の講師や進路相談担当の職員など、話せる人に話してみましょう。
入試が迫っているこの時期に一人だけで考えていると、焦って思い詰めるあまり、無理な計画に変更してしまいやすいのです。
冷静に考えるためにも、第三者の視点をもらうことをお勧めします。
また、模試の分析・復習も十分行うようにしてください。
何が得点に結びついたのか、結びつかなかったのか。
どの科目・分野が強いのか、弱いのか。
弱点を克服するためにはどのような勉強が必要なのか。
合格に近づくためには、絶対に把握しておきたいですよね。
復習を終えた頃には「もうこの模試で出題された問題は全てスラスラ解ける!」「今の自分はこの模試を受けた時とは違う!」と言えるようになっていましょう。
【大学受験】D判定でも本当に合格できる?
みなさんが一番気になるのは、やはり「D判定から合格することは可能なの!?」ということだと思います。
答えはシンプルです。
「あきらめたら合格する可能性はない」
「あきらめずに努力すれば可能性はある!」
D判定を取ると、A〜C判定よりはがっかりするでしょう。
それに加えて周りから「本当に大丈夫?」「志望校を変えた方がいいんじゃ…」といったことを言われると、心配になりますよね。
不安が大きくなりすぎると、人は自分の心を守るために、「大丈夫」と思える情報を優先して頭に入れるようにすることがあります。
E判定からでも逆転合格した人の話を聞くし…
D判定なら受験者全体の上半分にはいるという話もあるし…
このままでなんとかなるんじゃない?と楽観視してしまう時は要注意。
どんな判定からでも、合格した人は、最後まであきらめず努力し、その時やれることをやっていたはずです。
厳しくても自分のいる位置や現状を見極め、対処できた人が合格可能性を高められるのです。
志望校のランクを落とすべきかということも気になりますよね。
進路変更を含め、様々な事情により志望校を変えることはあると思いますが、模試の判定が悪いからという理由だけで第一志望のランクを落とす必要はありません。
なぜなら、目標を見失い、モチベーションが低下してしまうことがあるからです。
これまでやってきたことが無駄に感じられ、気が抜けてしまう人もいます。
第一志望への熱意があるならば、その志望校への対策を続けていきましょう。
ただ、特に以下の場合は、挑戦校だけでなく、併願校(滑り止め、安全校)もあわせて検討してください。
- 第一志望や挑戦校が、年間を通じて模試でD判定以下
- 受験は今年度限りと決めている、浪人はできない/したくない
「どうせ行かないし、滑り止めは考えていない」
「行きたくない大学を受験する意味がわからない」
そんな声を聞くこともあります。
もちろん、合格したら行きたいと思える併願校が見つかるのがベストです。
しかし、自分の勉強している科目で受けられるところ、日程的に良さそうなところ、といった視点で併願校を選ぶこともあるでしょう。
想像してみてください。
第一志望受験の前に合格が一つでも出ていると、落ち着いて本命の入試を迎えられそうですよね。
また、今はその大学に魅力を感じなくても、受験シーズンになって気持ちが追い込まれると、「受けておけばよかった…!」と後悔することも少なくありません。
そのため、併願校の受験は、模試で良い成績を取り続けている人にも勧めることが多いです。
第一志望への気持ちは大切にしつつ、併願校もきちんと考えるようにしましょう。
以下の記事も参考にしてくださいね。
≪【大学受験諦めるべき?】第一志望・現役合格を諦める見極め時期を解説≫
まとめ
今回は、模試でD判定が出た時にどう捉えたらいいか、どうすればいいか、といったことをお伝えしました。
まとめると、
「D判定だからといって志望校を諦める必要なし! しっかり模試を分析して対策を立てなおそう! あわせて併願校も検討しよう!」
ということです。
A判定やB判定の人の方が合格する確率が高いのは事実です。
だからこそ、D判定からできる限りその確率を上げるために、日々の勉強を頑張っていきましょう。
みなさんの合格をお祈りしております!
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仕事柄、普段から色々な受験生・保護者の方とお話しますが、みなさん、
- 志望校ってどのレベルに設定するのがいいんですか?
- 何校くらい受けたらいいんですか?
- 滑り止めの安全圏ってどのくらいですか?
などなど、受験校について全くと言っていいほど自信がない人が多いんですよねー。
私に相談して初めて、「そんなコトがあったんですね⁉初めて知りました。」なんておっしゃる親御様の、多いこと多いこと… 学校の先生や、塾の先生は何をしてるんでしょうか…(^^;
(仕事シテクダサイ 小声)
まあそんなこと言ってても仕方ないので、プロとして個別に生徒さんや保護者さまに説明していた内容・お渡ししていた資料を、まとめて一般公開することにしました。
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※お詫び
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