受験

志望校の変更について。変えてもいい基準3つ

志望校の変更 アリかナシか
こんにちは、じゅくちょうめじろです。

今日は志望校を変えることについて。

受験は長期戦なので、途中で志望校が変わることも往々にしてありますが、そうすると対策も大きく変えなくてはなりません。

志望校を変えるべきか、そのままにするべきかは難しい判断になりますが、「考えるべき基準」というのは存在します。

今の自分の状況に当てはめてみて、判断の材料にしてください。

変更をおすすめしないケース

まずは、「こういう場合は簡単に志望校を変えない方がいいよ」という基準を紹介します。

雰囲気が好き・強い憧れがある

ある程度志望度が高い大学はオープンキャンパスに行く人も多いと思います。そういう場で「ここでなら自分らしく学べる気がする」と思ったら、まずは第一志望に設定して頑張るべきです。

学力レベルが足りなくても、試験当日に合格点が取れれば問題ないので、たとえ模試で志望校判定が悪くても、今まで対策してきたことを捨ててまで諦める必要はありません。

「なんとなく」であっても、強い憧れを感じるのであれば、それをモチベーションにして頑張れますし、「もっと安全圏に」という理由だけで志望校ランクを下げると、受験が終わってから後悔する可能性も高いです。

そもそも受験で「安全圏」は存在しないと私は思っています。私自身、安全圏だと言われ続けた国公立に落ちています。

受験科目・出題範囲が大きく異なる

受験科目が変わると、対策をイチから見直さなければならず、今まで対策してきたことを一部捨てる必要が出てきます。

「そもそも全然受験対策ができてないよ!」という人ならまだしも、ある程度対策してきた人は、志望校変更はかなり慎重になるべきです。

注意してほしいのは、同じ科目であっても出題範囲が異なれば全く違う対策が必要という点です。

同じ世界史Bでも…

(A)幅広い時代の知識を問われ、出題形式がマーク式の大学
(B)現代史にかなり重点が置かれ、出題形式が記述式の大学

同じ英語でも…

(A)長文読解とリスニングが出題される大学
(B)英作文しか出題されない大学

(A)と(B)では、ほとんど別科目と言ってもいいほど対策が違います。

志望校変更を考えているなら、出題科目と範囲(形式含む)を必ず確認して、今からでも対策できるか?を慎重に検討してください。

変更してもいいケース

志望校を変えるのは勇気がいると思います。ですが、次のケースは志望校変更も視野に入れていいはずです。

学力レベルやブランドだけで志望していた

ある程度の学力がある人は、学校や塾の先生、親から「あんたなら行けるよ!」と学力レベルの高い大学を推されることも多いと思います。

自分にはこだわりがなくても、「勧められたからとりあえず志望する」パターンですね。このタイプは、自分の意志で決めていないので受験勉強がしんどいです。

学力が高いからといって、有名大学を志望する必要はないです。世間的にブランドが付いていても、自分で決めた「自分にとってのベストな大学」に勝るものはありません。

やりたいことじゃない気がしてきた

どんなに受験対策してきた大学でも、将来やりたいことが変わったなら、そもそも進学する意味がないですよね。

勇気は必要かもしれませんが、やりたいことじゃないと思うなら、志望校はもういちど冷静に考え直しましょう。

受験科目・出題範囲が同じorかなり近い

受験科目や出題範囲が同じだったり、今からでも対策できそうな違いなら、志望校変更は大丈夫です。

その代わり、志望校の科目ごとの配点はしっかり見ておいてください。出題科目・範囲が同じでも、英語に自信がない人が、英語配点20点/100点から60点/100点の大学へ変更するのはリスクが高いです。

これらをクリアする大学であれば、学力レベルが高くなろうと、(努力は必要ですが)対策は可能だと思います。

一番はモチベーションをいかに保てるかどうかなので、その辺は自分と相談して、最終的に自分で意思決定しましょう。

みんなが志望校を変えたきっかけ

最後に、リアルな志望校変更のきっかけを紹介しておきます。私の周りで実際にあったエピソードなので、参考になると思います。

「家族と地元で過ごしたい」→首都圏から地元の大学に志望校変更

美術系大学志望の学生さんで、多摩美術大学を視野に入れていましたが、最終的に地元の芸術系学部のある大学に進学しました。

最も大きな理由は、「家族と地元で過ごしたい」というもの。首都圏に進学すると、一人暮らしをすることになりますが、彼女にはそのイメージが湧かず、家族と一緒にいるのが一番だと結論したようです。

もちろん彼女は自分の意志でそれを決めていて、進学後も、首都圏に進学しなかったことを後悔していません。

現在は製作活動で忙しくしているようですが、彼女にとっては家族の支えがあってこそ力を発揮できるのであって、やはり志望校変更の選択は正しかったと思います。

受験勉強期は、自分を見つめなおすのに最適な時期でもあります。今の志望校では実現できない「もっと大事にしたいこと」が見つかったので、志望校を考えなおした良いケースですね。

「夢が変わった」→弁護士志望から教師志望へ

彼が志望校を変更したのは、高校3年生の冬11月頃だったと思います。志望校変更としてはかなり土壇場で、出題範囲も異なるため、対策もかなり大変でした。

その人は、中学生の頃から弁護士になりたいという夢があり、法学部を目指して受験対策をしていました。が、家庭が難しい環境にあり、家族とのコミュニケーションがうまく取れない悩みを抱えていて、受験勉強をするのもやっとという環境にあったようです。

そんな中、精神的に支えてくれたのが学校の先生で、その人との出会いで「教師になりたい」と思うようになり、悩んだ末、教育学部への入学を前提に志望校を変更しました(その後、見事合格しています)。

周囲には「教師になりたいと言い出すなんてブレている」という人もいました。ただ、彼の夢の本質は「弱い立場の人を支える」ことだったので、その点で「弁護士」から「教師」への変更は全くブレていませんでした。
受験というイベントを通して夢が変わり、自分の意志で志望校を変更したのは、彼が自分の気持ちに正直に向き合っていたからこそです。勇気のある、立派な行動だったと思います。

情報収集・自分の意志尊重。これに尽きる

志望校を変えたいと思ったら、まずは科目など現実的な部分をしっかり情報収集してください。そのうえで、結局は自分の意志が一番大切です。

今回紹介した志望校変更のエピソードなども参考にして、自分だけの受験期を過ごしてください。