受験

【大学受験の志望校が決まらない人へ】やりたいことを見つける選び方

大学の選び方

こんにちは、塾講師・オンライン家庭教師のめじろです!

このブログで、受験生や保護者の方に役立つ情報を発信しつつ、個別指導なども行っています。

今回は、以下のような悩みを掘り下げていきます。

  • 志望校がなかなか決まらない
  • 決めろと言われるとイヤ
  • 親の意見に従わずに自分で決めたい
この記事の信頼性
  • 当サイト「green magazine」の筆者は、2社以上の個別指導塾にて大学受験の指導を経験
  • E判定から独学で早稲田大学に合格した経験を持ち、受験を成功させるノウハウに精通しています。

志望校を決めるのって、受験生にとっては大きな決断ですよね。

自分で決めたいのに、なかなか決まらない…と、もどかしさを感じる人も多いです。

志望校の決め方・選び方「本質的な面」から考察しましたので、現在受験生で迷っている人・受験生のお子さんをお持ちの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

大学受験の志望校はいつまでに決めればいいの?【最終決定時期は?】

大学受験の志望校は、最終的には願書を出すタイミングで決めます。

国公立の場合、センター試験(共通テスト)の成績によっては二次試験を受けられない(足切り)場合もあるので、最後の最後で決めるのは、センター試験の自己採点後です。

私立は、願書の締切までに決めれば、実質OKということになります。

とはいえ、志望校別の対策・模試の判定など見ていく必要があるので、第一志望は高3の9月頃に決まっているのが理想です。

難関大・中堅レベル以上の国公立を受けるなら、高3の4・5月時点である程度決めておいて、過去問をチェックして傾向を確認しておくと安心です。

志望校のレベルはどれくらいを選ぶべき?【高望みしない方がいい?】

志望校のレベルは、高3の10月まで高望みしても大丈夫だと思っています。

私は、高3の10月時点で第一志望はE判定でしたが、その後追い込みをかなり頑張って、合格することができました。

ようは、その後どれくらい集中して受験勉強できるか?が大事ですね。

もちろん、ゆるめに勉強したいのであれば、高3の10月時点でB判定は取っておきたいですし、ガッツリ勉強するのであれば、E判定でも構いません。

ただし注意点として、国公立などで受験科目が多い場合(5教科7科目など)は、秋以降ずっとE判定だと厳しいかもしれません。

そういう場合は、きちんと指導者の方に付いてもらい、少しの時間も無駄にせず対策することを念頭に、志望校を決めていってください。

大学受験の志望校が決まらない人への、決め方のアドバイス

学部や学科、大学の選び方には色々ありますが、第一志望は多くの人が「気持ち」で選んでいます。

もちろん金銭的なことや、家族の都合などありますが、一番はやっぱり「自分が何をしたいのか」です

でも、

  • 自分の気持ちが分からない
  • 将来やりたいことがフワっとしすぎている
  • 漠然と手に職を付ければいいかなと思っている

という人も多いと思います。

ここから先は、「自分がどうなりたいのか」を考えて、大学選びのきっかけになるようアドバイスしていきますね。

大学受験の志望校の選び方①:安易に「手に職」を選ばない

まず最初に伝えたいのは、「手に職を付けられる大学を選ぶ」と安易に決めるのはNGということ。

「手に職」とは、文系なら教師、保育士、弁護士、介護、美容師など色々ですが、こうした専門職はかなりハードです。

需要はあっても、賃金が高いとも限りません。

やりがいはあるので、手に職の仕事に憧れがある人にとっては、そのような資格を取れる大学は魅力的です。

ただ、そこまで憧れてもいないのに、「安定してそうだから」「需要がありそうだから」で選ぶのはやめたほうがいい。

大学での勉強も、就職した後も、そんなに甘くないですし、いざ辞めたいと思っても、その分野についてしか深く学んでいないので、全く違う分野に転職するのが難しいです。

とはいえ、何も特化して学んでいなければ、社会に出てから「とくにスキルがなく使えない人」になってしまう可能性は充分にあります。

そのあたりは、後述する「将来どんな仕事をやりたいか」で決めていきましょう。

大学選びは、その先の人生のスタート地点を選ぶことです。

「なんとなく手に職」ではなく、

  • 将来どんな自分になっていたいか
  • 何について詳しく学びたいか

を考えて、自分の意思で選んでいきましょう。

大学受験の志望校の選び方②:将来どんな仕事をやりたいのかで決める

大学を選ぶなら、その先どんな仕事をしたいのかを考えますよね。

文系は、「どの程度・どの方向性で専門性を高めるのか」がとても重要です。

専門性の度合いを間違えると、なりたかった自分になれない可能性があります。

選ぶきっかけとして、ざっくり次のように分けて説明したいと思います。

  • 起業家や経営者になって、世の中を変えたい人→(1)のパターン
  • 手に職を付けて、専門職として活躍したい人→(2)のパターン
  • 自分がどっちなのか分からない人→(1)(2)とりあえずどっちも読んでみよう

「自分はどっちだろう?」と想像しながら、読んでみてくださいね。

(1)のパターン【起業家・経営者になりたい!】

今は色々なビジネスがあるので、「起業したい」「世の中を変えるような新しいことがしたい」という人も多いと思います。

そういう人は、何を基準に大学を選べばいいのか。

「コレ」という答えはありませんが、考えるべきヒントはあります。

例:文学部か?社会学部か?

将来、起業家や経営者になりたいのなら、

  • 世の中の仕組みを知っていて、
  • どんなビジネス何が求められているのか、
  • 人々のニーズは?

を自分できちんと考察できなくてはいけません。

たとえば、小説や文章が好きで、文学の分野で何か新しいビジネスをやれたらいいなと思ったとします

いくら好きでも、古典や歴史、文学の詳しい研究ばかり研究していたら、新しいビジネスは起こせません。

ビジネスには実験的な思考能力が必要なので、過去ではなく、未来の文学の可能性について考えることの方が数百倍大切です。

どっぷり文学に浸かれる文学部もいいですが、将来何か新しい価値ビジネスモデルを作っていきたいのであれば、人間科学や社会科学・心理学がある大学・学部を選ぶのもおすすめです。

人の行動や心理について勉強し、それをビジネスに活かしていくのは面白いですし、企業科として広い視野を持つことが可能です。

「好き」だからといって、大学で研究する必要はない

特定の分野が好きな人は、「好き」というだけでかなりの強みになります。

例えば先ほどの例で、「文学の分野で新しいビジネスをやりたい」と思ったとき、「好きだけではいけない!もっと詳しくならなくては!」と熱心に文学を研究する必要は、そんなにないということです。

ビジネスの領域では、「文学に詳しい研究者」よりも、「一般消費者(つまり、今のあなたのように、文学を趣味や娯楽として楽しむ程度の人々)の気持ち」を理解している人の方がはるかに有利だからです。

就職活動でも、特定のことにすごく詳しいだけの人より、様々なことをバランスよく考えられる人は重宝されます。

「好きだから、それを研究できる学部のある大学を志望する」のは決して間違いではないですが、必ずしもその必要はないかもね、ということです。

(2)のパターン【手に職・専門職として活躍したい!】

教師、看護師、保育士などの専門職は「食いっぱぐれない」とよく言われます。

不景気でも仕事に困らないのはたしかに有難いですが、必要とされすぎて常に人手不足なので、安易に選ぶと後で大変です。

本当にやりたいなら、大学選びでも迷わず目指すべき

手に職を持つ専門職は、あくまで「現場で働く人」になります。

収入が上がりづらかったり、労働時間が減らない可能性が高いことは覚えておくべきです。体力的にきつい仕事も多いので、よほど好きな仕事でなければ続かない人も多いです。

特に教師は、私の周りでも、なんとなく資格を取っても結局勤めなかったり、早々に辞めてしまう人が多いですね。

ただ、こうした専門職の中に本当にやりたい仕事があるのなら、一生仕事に困らないうえに、好きな仕事ができるので理想的とも言えます。

本当にやりたいのなら、迷わず目指すべきだと思います。

将来の自由度を保つ工夫もしておこう

一方で実際には、「絶対にその仕事じゃないとダメ」というわけではないけれど、「今はその分野に興味がある」という人もいると思います。

教師になると決めているわけではないけれど、教育を学びたい、とかですね。

そういう人は、大学選びにおいても、人生の自由度をきちんと保てるよう意識しておくことが大事です。

教育を例にすれば、

  • 日本の教育だけでなく、海外の教育も学べる大学にするとか、
  • 家庭や塾での教育についても幅広く学べる大学にする

など、選択肢を広げておくイメージです。

そうすることで、将来幅広い分野への就職を考えることもでき、やり方・努力次第ではフリーランスで活躍する道も開けます。

他の例としては、情報系学部で学ぶとして、プログラミングしかやっていなければ、まずプログラマーとして就職することになりますが、他のWeb系知識(WebマーケティングやWebデザイン)もしっかりやっていれば、選択肢が大きく広がります。

専門職を目指したいか分からないけれど、専門性を高めたい人」は、必要な資格はもちろん取れて、将来の選択肢を狭めないために幅広い勉強ができる大学を選ぶとGOODです。

大学受験の志望校の選び方③:イメージだけで決めるのはダメ※選び方の

最後に、やりがちだけど気を付けてほしいことを紹介しておきます。

「なんとなく」で大学を決めて後悔しないために、読んでおいてください。

ビジネス学部→なんとなくビジネスに強くなりそう、は間違い

ビジネスに強くなりたいからビジネス学科、というのはちょっと違います。

そもそもビジネスは、実際のビジネスを通して理解するものです。

「組織のリーダーを養成するための勉強」とは言っても、実際の組織の動かし方は千差万別なので、大学で学んだことがどの程度役立つのかは知りようがありません。

そもそも、大学を卒業してすぐ組織のトップに立つことはまずない(起業しない限り)ので、受験するのであれば、そのあたりも理解しておくべきですね。

ビジネス系大学では簿記の資格を取ることも多いですが、簿記2級くらいまでであれば、就職してからでも勉強できます

簿記は会社が勉強費用を出してくれることも多いので、せっかく大学に行くのなら、他の学問を優先してもいいのではというのが正直な感想。

ただし、ファイナンスや会計・税務など、専門性が高く、かつやりたい分野がある!という人は、ビジネス系学部・学科も視野に入れて検討してください。

ビジネスを数字で語れる分析力のある人は、活躍の場も広がりますよ!

○○コミュニケーション学部→ゆるそうだから、で選ばない

異文化コミュニケーション、情報コミュニケーションなど「コミュニケーション」が付く学部・学科は、なんとなくフワっとしていてゆるそうですよね。

そのせいか、「将来何をやりたいか決まっていないけれど、なんとなく大学に進学する人」が選んでおく学部・学科と思っている人も多いと思います。

これが、わりとキケンです。

「コミュニケーション」は、本来ならその場に身を置いてこそ勉強できるものです。

例えば、「異文化コミュニケーション」なら、異文化同士の関わり方を学ぶ学問ということになり、普通、留学は必須のはずです。

  • 留学は必須とされているか?
  • どれほど異文化を研究する環境があるか?

このあたりは、最低でもよく見て選んでくださいね。

また、就職活動の際、異文化コミュニケーション学部の学生は、「他の専攻を持ち、かつ長期の留学経験がある学生」とも、比べられてしまいます。

なんなら、帰国子女がライバルになります。

大学でしっかり専門性を持って研究していることが重要なので、「なんとなくゆるそうだから」で大学・学部を選ぶと就活で後悔する可能性が高いです。

他の「○○コミュニケーション学部」も同様で、適当に選ぶのではなく、目的意識をはっきりさせて選ぶようにしましょう。

なお、インターネットを介したコミュニケーションを学ぶ情報コミュニケーション学部・学科では、大学によってはプログラミングなど専門性の高い分野を勉強することもあります。

他にも、語学や社会学など、踏み込んだ専攻を持てる大学もあるので、そのあたりは、勉強したいことに応じて大学のカリキュラムを確認し、賢く選んでいけばいいと思います。

大学受験の志望校は、悩み尽くして自分で決めよう【親・大人の意見は参考程度に】

こういう人はこういう大学!という答えを示すことはできません。それができたら、志望校選びに迷うことはないですよね。

答えはそれぞれ違うし、実際に大学に進学してからの経験によっても、色々なことが変わってきます。思っていた大学生活と違うことだって無いとは言えません。

大事なのは、考え方のヒントを知って、自分で考えて決めること。進路を一緒に考える際の、一つの意見として参考にしてもらえたら、嬉しいです。