今回は、以下のような悩みを解消していきます。
- 古文が苦手
- 勉強法が知りたい
- 高いレベルを目指したい
実際の指導経験や、E判定から早稲田に現役合格した経験をもとに、初心者からでもしっかりレベルアップできるよう解説するので、ぜひ今日から参考にしてください!
大学受験の古文はいつから勉強すべき?
生徒さんやTwitterのフォロワーさんから、「古文がダメダメなんですけど、いつから何をやったらいいですか?」という質問がくることがあります。
結論、古文の勉強は、高3に入ったらすぐ始めてください。
高2のうちは、授業の対策で充分ですが、それだけだと単語や文法の知識に抜け漏れがあるはずです。
目安としては、高3の4月から単語・文法の総まとめをしていき、夏休みからは本格的に古文読解に入るのがベストです。
目指すレベルにもよりますが、基礎から早慶レベルを目指すのであれば、夏休みは過去問をやってみるところまでいきたいです。
大学受験古文で必要な勉強時間は?
「どれくらい勉強時間をつくるべき?」という疑問がある人も多いかと思います。
古文をマスターするのに必要な勉強時間は、もちろん人それぞれですが、それだと答えにならないので目安を教えておきますね。
- 4月~7月は週5~8時間
- 8月以降は週10時間
これくらい確保しておけば、単語・文法・読解の勉強をわりとハイペースで進められるはずです。
「勉強は、質と量どっちが大事か?」とよく議論されますが、正解は『どっちも大事』です。
「質」についてはこの後で勉強法などお伝えしていくので、まずは勉強時間をしっかり確保することを覚えておきましょう。
大学受験古文は独学でもOK?
古文は難しいし、読解になるとやっかいな面もありますが、独学でも難関大レベル到達は可能です。
私はE判定から早稲田大学に合格しましたが、全科目(もちろん古文も)独学で乗り切りました。
ただし、
- 単語・文法など基礎をおろそかにする
- 思考停止してがむしゃらに読解問題をやる
- 過去問分析をしない
という感じだと独学では厳しいので、注意してください。
※具体的な独学方法は、この後読んでいけば分かります。
大学受験の古文は、単語→文法→読解の順で勉強しよう
「いきなり読解をやって、わからない単語や文法を確認していく」というやり方もありますが、センスがある人でなければ、いきなり読解は厳しいです。
私も、よく生徒さんから「古文はなにからやったらいいですか?」「とにかく読めばいいですか?」など質問を受けますが、
まずは単語をやるべき
とお答えしています。
(よほど勘が良さそうな生徒さんの場合、いきなり読解からやることもありますが…)
あなたが「自分はまあ凡人かな」と思うのなら、以下の順番で勉強していってください。
- 単語
- 文法
- 読解
結局このやり方が、近道なんですよね。
大学受験の古文単語の覚え方
古文の土台となるのが単語ですね。
難関大志望なら、他にも時間を割きたい科目があると思うので、ここはサクッとやってしまいましょう。
また、後で説明する「古文読解」にいちばん時間をかけたいので、ここではあまり時間をかけません。
おすすめは、ゴロを使った単語帳などで効率よく、一気に覚えてしまうこと。
目安としては、1か月で単語帳をひとまずパーフェクトにする感じです。
きついですが、その後の勉強の効率がかなり上がります。
ただ、単語はいちど覚えても使わないとどんどん忘れていきますよね。
なので、一気に覚えた後は、週に50個ずつを目安に見直します(文法の勉強をやりつつ、合間にやる感じです。)
何度も間違える単語は、フセンを貼って繰り返し確認することで、記憶に定着していきます。
1単語1秒以内で思い出せるまで、何度も繰り返していけば、単語の土台作りは完璧ですね。
単語によっては、複数の意味があります。一気に覚えるのは難しい場合は、メインの意味だけ覚えればOKです。
読解をやっていると、他の意味が出てきたりするので、出てきたタイミングで覚えたらいいです。
大学受験古文の文法は低いレベルからで問題なし
難関大であっても、そこまで難しい文法が出ることはありません。
なので、「早慶・東大レベルになる!」という人でも、プライドは捨て、レベルの低い参考書で、文法の土台を作ってください。
おすすめは、書き込み式の参考書を使うこと。
内容を完璧にできるよう、空欄には赤ペンで答えを記入し、赤シートで繰り返し理解度チェックするといいです。
手間はかかりますが、やるのは1冊でいいので頑張ってください。
例えば、助動詞「す・さす・しむ」の意味は?と問われて、「使役と……尊敬だっけ?たぶん…」のように迷うようなら、文法の理解があいまいということです。
文法・語法を即座に答えられるようにして、長文読解に臨みましょう。
こんがらがちがちな助動詞は、まずは意味を理解・暗記できればOKです。
助動詞の活用表まですべて暗記していると、時間がかかってしまうので、活用は読解をやりながら強化していきましょう。
ムダは削減です。
大学受験古文は「読解」に時間をかけよう【現代語訳は書かなくてOK】
単語・文法がある程度アタマに入ったら、古文読解へGOです。
ここには、いちばん時間をかけるイメージでやってください。
演習量が、あなたの古文の引き出しのボリュームを作ります。その引き出しが多いほど、本番で「当たる」力を増やせます。
また、いちいち現代語訳を完ぺきに書く必要はありません。(効率悪すぎるので)
学校の課題なら仕方ないですが、自主的にやる問題は、全訳をキッチリ書かずに、解答を見て「自分の思っている訳と違うところはないか」をチェックすればOKです。
難文も怖くない!【大学受験古文の読めない・できないをなくす方法】
「難しい古文を読めるようになりたい!」と思ったら、
- 少々のことで諦めず、最後まで読み切る
- 主語・敬語をガン見する
ようにしてください。
難関レベルへは、このあたりの経験をどれだけ積めるかが重要になってきます。
キツいときもあると思いますが、大学に受かってデートしている自分でも思い浮かべながら、ちょっと踏ん張りましょう!w
大学受験古文の読み方|あきらめずに読めば主語が見えてくる
今読んでいる箇所が、
- 誰の行動なのか?
- 誰の気持ちなのか?
が、古文では分かりづらいです。
塾や学校の先生でも(もちろん私でも)、はじめて読む文章の主語をスグに・正確に把握するのは、難しいです。
いちど読んだだけでは、主語や状況が分からないことも多いので、とにかくあきらめずに最後まで読んでみてください。
「こうだろう」という思い込み・先入観を捨てて、まずは読み切る。
そして、可能な限り、全体の流れを把握しましょう。
最後まで読んではじめて、
- 「あ、これはこの人の気持ちが書かれているところなのか!」とか
- 「〇〇したのは誰々っぽいな!」
など分かることも多いです。
練習を続けていけば「どうやらこういう話っぽいな…」と気付けるスピードが上がっていきます。
それでも最初は間違えますが、精度は上がっていくので安心してください!
くれぐれも、少し読んだだけで「分からない!」とパニックにならないように。
分からないのが、普通です。
冷静に・粘り強く読んで、古文のアンテナを成長させていきましょう。
大学受験古文の読み方|敬語と主語のつながりを意識
最後まで頑張って読んでるけど、「主語が誰なのかさっぱり!」という人は、敬語を理解できていない可能性が高いです。
主語は、敬語から特定していくのが一番カンタンなやり方です。
たとえば、
「〇〇さんが△△とのたまふ」
と書いてあって、登場人物が
- (A)貴族 と
- (B)庶民
しかいなければ、△△と言っているのは(A)貴族しかありえません。
なぜなら、「のたまふ」は「おっしゃる」という尊敬語で、エラい人の発言に付ける言葉だからです。
もし、主語が右も左も分からない!という状態なら、敬語をもう一度見直してください。
敬語は、全て覚えるのがキホンです。すぐ慣れますので、優先的に暗記して、読解での主語の特定に使えるようにしておきましょう。
大学受験古文は過去問がめちゃめちゃ重要※やることを明確に
古文は、出題傾向が、大学によって大きく変わるので、過去問対策がかなり重要です。
まずは、過去問や傾向をチェックして、その後で必要な対策を絞るよう徹底してください。
例えば、
- 文化について問われないなら、文化史をやる必要は無いし、
- 和歌が出題されないなら和歌をやる必要は無いし、
- 枕草子、源氏物語など、特定の読み物から多く出題されるなら、その読み物を読んで、登場人物を把握しておくべき
ということです。
「対策は、過去問ありき」と覚えておいてください。
加えて、現代の私たちには想像もつかない文化・背景(=古文常識)についても要注意。
例えば、「北の方」という言葉が出てきたら、それは「貴人の正妻」という意味です。
脚注で説明してくれることもありますが、難関大レベルになると、「これくらい察してね」ということになります。
古文常識は、難関大志望者は100%勉強必須となるでしょう。
このあたりも、自力で知識をストックしておく必要があるのか、ないのか、自分で責任を持ってリサーチしておいてください。
過去問とともに受験勉強する。赤本を開くのをためらわない。
古文では、特に大事なことなので、意識して勉強を進めていきましょう。
大学受験古文のおすすめ参考書・問題集・書き込みノート
おすすめの参考書・問題集・書き込みノートはこちらの記事にまとめてあります。
効果の高いものを厳選しているので、「何をやるべきか」は迷わないと思います。
参考書の使い方も丁寧に解説してるので、そのとおりにじっくり取り組んでみてください!
まとめ|大学受験古文はコツを押さえて効率よく
内容をまとめます。
- 単語→文法→読解の順で、着実にレベルを積み上げていこう!
- 単語はサクッと→弱いところを反復
- 文法は低いレベルの参考書でいいから、完ぺきにしよう
- 古文読解は、主語の理解がいちばん重要。繰り返して引き出しを増やそう!
- 過去問で出題傾向を把握→必要な対策が何なのか、把握しておく
さきほども書きましたが、古文の独学は可能です。
ただ、人によって参考書での独学が合っている人もいれば、映像授業を組み合わせた方がいい場合もあります。
向き・不向きを確認するためにも、まずは上記のポイントを参考に取り組んでみてください!
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