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- 高すぎる受験料の節約方法【最大7万円の節約】
- 滑り止め大学の選び方【偏差値の基準を明記】
こちらを現役プロ家庭教師目線でかなり正直なところまとめてます。
正直、ネット上には情報が溢れすぎていて、判断能力をみなさん失ってますね。学校の先生が頼りにならないことも多いようです。
特に、受験料の節約とか滑り止めの選び方って、「自分で調べろ」的な感じですよね(学校の先生でありながら無責任では?と思ってしまうけど。)
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こんにちは、塾講師・オンライン家庭教師のめじろです!
このブログで、受験生や保護者の方に役立つ情報を発信しつつ、個別指導なども行っています。
今回は、以下の疑問を解決していきます。
- 大学受験で滑り止めは受けるべき?
- どうやって滑り止めを決める?
近年、首都圏の私立大学の定員厳格化・難化がさけばれているので、それも踏まえて解説します。
当サイト「green magazine」の筆者は、2社以上の個別指導塾にて大学受験の指導を経験。受験を成功させるノウハウに精通しています。
そもそも大学受験で滑り止めを受けないのはアリ?
結論から言うと、浪人してでも第一志望行くつもりとかでないなら、滑り止めは受けておきましょう。
滑り止めを受けるメリットは、以下のとおりたくさんあります。
- 第一志望に落ちても行き先を確保するため
- 「行くところがある」という精神安定のため
- 第一志望の試験の前に、受験の練習ができる
これらはめちゃめちゃメリットですよ!
これまでいろんな受験相談を受けてきて、「滑り止めを受けたくない」って人もちらほらいます。
たしかに、「後がない」ので危機感があってめちゃめちゃ勉強するのですが、プレッシャーに強いタイプでないと乗り越えられないと思いますね。
大学受験の滑り止め「受かっても行きたくない」について
第一志望には残念ながら不合格。滑り止めには合格。
でも、やっぱり第一志望が諦められなくて、滑り止めには行かず、浪人する…
そういう人は、毎年います。
- 結局浪人するなら、最初から受けなければいいじゃん
- 受験料もったいなかったね
って言ってくる人もいると思いますが、そういう問題ではないんですよね。
私は、いろんな受験生の方を見ていて、
自分の意志で、よく考えて結果的にそうなったのなら、受かった滑り止めを蹴ってもいい
と思っています。
保護者のかたは、受験料を捻出するのにも苦労されているので、「受かったけど行かない」と言えば、怒られても仕方ないです。
でも、第一志望に落ちてみないと、「これからどうしたいか?」の本当の答えは出ないモノなんですよ。
だから、結局行かないかもしれなくても、滑り止めは受けておいていいんです。行くか行かないかは、そのときにならないと分かりません。
あまり深く考えすぎて、勉強の手がとまるのが、一番まずいです。
- 行くとは断言できないけど、滑り止めはちゃんと受けておく
- 滑り止めとしてどこを受けるかも、真剣に考える
大学受験の滑り止め大学の決め方・選び方
滑り止めの重要性が分かったら、選び方を確認していきましょう。
ポイントは、以下のとおり。
-
受験科目が第一志望と重なるか?
-
受験方式が同じか?
-
偏差値はちょうどいいか?
-
受験日は妥当か?
-
パンフレットやオープンキャンパスの雰囲気は合いそうか?
1.受験科目が第一志望と重なるか?※不合格を防ぐ最重要ポイント
滑り止めのために、第一志望では使わない科目を選ぶのは、基本やめたほうがいいです。
第一志望で使わない教科ほど、やる気が出ないモノはないです。
私は、
- 第一志望:早稲田大学社会科学部(英国社の3教科)
- 第二志望:広島大学総合科学部(センター5科目+小論文)
- 第三志望:広島修道大学国際コミュニティ学部(センター利用)
というラインナップでした。
それぞれ偏差値は、
ですが、早稲田より偏差値が10も低いにもかかわらず、第二志望の広島大学には落ちました。
理由は自分でも明確で、広島大学でしか使わない科目を頑張れなかったからです。
当時の私は、早稲田一筋でしたので、数学や化学、小論文など面倒な科目で成果を出せなかったのは、まあ当たり前です。
早稲田大学に受かったからよかったものの、落ちていたら…と思うと怖いですよね。
みなさんには、同じミスをしてほしくないので、第二志望以下の大学でも、第一志望で使う科目で受験することを強くすすめます。
2.受験方式が第一志望と同じか?【マーク?記述あり?センター利用?】
科目は第一志望と同じ方がいいとお伝えしましたが、受験方式(マーク方式か、記述ありなのか、センター利用なのか)も、第一志望と合わせた方がいいです。
理由はカンタンで、
- 受験方式が変わると対策方法も変わる
- 特に記述は練習が必要なので、第一志望で使わない場合は避けた方がいい
からです。
記述→マーク
マーク→記述
どちらも、それ用の対策が必要です。
特にマーク式についてはナメている人が多いですが、かなり迷う選択肢から、最適な方を選ばなくてはいけないので、練習は必須です。
他にも、対策に時間がかかる英作文・リスニングにも注意。
第二志望以下に英作文やリスニングがあると、一気に時間を吸い取られて第一志望に割く時間が少なくなってしまうので、できるだけ避けましょう。
3.大学受験の滑り止めの偏差値・判定の目安
滑り止めは、第一志望よりも、偏差値の低い大学・学部を滑り止めに選びますよね。
偏差値の基準(あくまで目安)は、
- 第一志望より偏差値が少し下(10~15程度)の大学【大学A】
- かなり下(15~20、またはそれより下)の大学【大学B】
を、両方選んでおくのがいいです。
つまり、最低2大学は、滑り止めとして選びます。
偏差値がかなり下の【大学B】では、模試ではA判定が出てるはずです。
逆に言えば、Aが出ているレベルの大学を選んでください。
ただし、A~B判定=安全圏とは言えないです。安全圏って、偏差値だけでは計れないんですよ。
予備校も、学校も、偏差値だけで判断する傾向がありますが、これはかなり危険です。
じゃあ、どうやって安全圏にしていけばいいのか?
結論は、過去問をやってしっかり合格最低点を取れるようにしておくことです。
滑り止めであれ、その大学の過去問をやったことがないなら、模試の合格可能性(A判定とかE判定とか)は信じすぎてはダメ。
かならず、滑り止め大学の問題をやってみて、合格最低点が取れるまで演習するようにしてください。
第一志望でセンターを受けるなら、滑り止め私立大学にセンター利用するのはおすすめです。ただし、倍率・合格偏差値ともに上がるので、A判定かつ受験者の上位10%に入れる自信がある場合のみ検討しましょう。
4.受験日(練習・移動・体力回復)
次に、受験日を考慮して決めます。
「受験日を考慮して決める」とは、
- 練習になるよう、第一志望より前の受験日を選ぶ
- 移動日を考慮して、弾丸スケジュールにならないようにする
- 第一志望受験の1日前は避ける(体力回復する時間をつくる)
軽く解説しておきます。
練習になるよう、第一志望より前の受験日を選ぶ
「受験当日の練習」は、とても大事です。
センター試験を受けるなら、第一志望の試験本番の練習にもなりますが、センターを受けない人・緊張しやすい人は、
- 第二or第三志望校の一般入試
- 第一志望の入試
の順番になるように滑り止めを選ぶといいです。
受験本番は、模試とは違う異様な雰囲気があるので、少しでも慣れておいてください。第一志望で本領発揮しやすくなります。
私自身も、第一志望より前に滑り止めを受験しましたが、いい練習になりました。
第一志望の受験で、「ああこれね」と思えるので、気がラクになりますよ。
移動日を考慮して、弾丸スケジュールにならないようにする
受験で遠方にいかなければならない人は、移動日にも注意してください。
例えば、
- 2月21日に広島で受験
- 2月22日に東京で受験
これだと弾丸スケジュールになってしまうのでNG。
最低でも、なか1日は空けて休息や試験の準備に時間を使えるようにしましょう。
移動って、意外と疲れるんですよ。甘く見ないことが、受験本番を成功させるコツです。
また、移動で焦らないために、新幹線は指定席を、飛行機は予約を早めにとっておきましょう。
第一志望受験の1日前は避ける(体力回復する時間をつくる)
「移動を考慮する」と似た話になりますが、第一志望の受験日を第一に考え、体力回復の日を作るのも重要です。
たとえ会場が近くても、
- 前日に第二志望
- すぐ翌日に第一志望
とかはやめたほうがいいです。
受験に行くと、思っている以上に体力を吸い取られます。人混みに行くことになるので、気力もダメージを受けます。
どうしても避けられない場合を除いて、前後はたっぷりと時間を空けるようにしてください。
5.大学受験の滑り止めは、パンフレットやオープンキャンパスで情報収集
滑り止めとはいえ、行きたくない大学は受験したくないですよね。
可能であれば、滑り止めであってもオープンキャンパスに行ってほしいです。
ムリなら、パンフレットをもらってきて、大学の雰囲気・ゼミの様子などをチェックしてください。
大学によって、
- 何年生から専門性を高めていくのか
- 大学の雰囲気はどうか
- サークル活動は盛んか
- 就職先はどうなっているか
が全くちがいます。
このような情報はネットでの情報収集だとなかなか整理できません。
オープンキャンパスに行けば、学生が詳しく教えてくれますし、パンフレットなら要点がまとまっていて、その大学の特徴がスグに分かります。
滑り止めだからといって適当に選ぶのではなく、行くかもしれない大学として、真剣に選んでください。
大学受験の滑り止め|私立定員厳格化で安全圏でも落ちる?
滑り止めとして出願する人の多い首都圏の私立大学ですが、最近、合格しにくくなっていると言われています。
受かると思っていたら受からず全落ち…はさすがに避けたいので、説明しておきます。
2016年から始まって、2018年あたりからさかんに報道されている私立大学の定員厳格化について、ここでいったん流れを整理すると、以下のとおり。
- 首都圏の私立大学で、募集人数を大幅に超過して入学させた場合はペナルティとして補助金減額
- なので、首都圏の私立大学は合格者数を減少させた
- 「これまでなら受かっていたレベルなのに、落ちた!」という学生が急増
- 世間がザワつく
- 受験生は、より安全な大学を受けるようになり、中堅大学のレベルに優秀な学生が集中
- 中堅レベルがますます難化した
気になるのは、本当に、首都圏の私立大学は難化しているのか?ですよね。
早慶上智と、日東駒専のデータを、合格最低点・倍率の両面から見てみましょう。
(※便宜上、合格最低点は()内学部の数字を使います)
(※詳細は出典のパスナビで調べてください)
(※倍率は、受験者数÷合格者数の実質倍率です。)
【早慶上智の合格最低点】
早慶上智 | 2019 | 2018 | 2017 |
早稲田大学(政治経済) | 162.5 /230 |
167 /230 |
150 /230 |
慶応義塾大学(文) | 233 /350 |
228 /350 |
231 /350 |
上智大学(外国語/英語) | 250 /350 |
249/ 350 |
250 /350 |
【早慶上智の倍率※実質倍率】
早慶上智 | 2019 | 2018 | 2017 |
早稲田大学(政治経済) | 6.7 | 7.1 | 6.5 |
慶応義塾大学(文) | 4.2 | 4.4 | 4.2 |
上智大学(外国語/英語) | 5.5 | 6.0 | 4.5 |
【日東駒専の合格最低点】
日東駒専 | 2019 | 2018 | 2017 |
日本大学(商) | 195.4 /350 |
227 /350 |
227 /350 |
東洋大学(経済) | 219.6 /400 |
222.9 /400 |
209.9 /400 |
駒澤大学(文/国文) | 248 /300 |
232 /300 |
230 /300 |
専修大学(経済) | 197 /300 |
205 /300 |
190 /300 |
【日東駒専の倍率※実質倍率】
日東駒専 | 2019 | 2018 | 2017 |
日本大学(商) | 5.3 | 3.3 | 4.3 |
東洋大学(経済) | 5.5 | 6.4 | 4.6 |
駒澤大学(文/国文) | 5.7 | 5.4 | 3.7 |
専修大学(経済) | 6.0 | 5.2 | 4.1 |
赤字は、大きく数値が変わり、難化していると言える個所です。
早慶上智レベルは、2017年から合格最低点・倍率ともにキープしてますが、日東駒専は2018年から倍率が高くなっています。
合格最低点も、日東駒専はどちらかといえば上昇傾向ですね。日東駒専の難化は本当のようです。
ただ、早慶上智はそこまで難化しているのか?といえば、そうでもないように思えます。
難化しているなら、合格最低点がもっと上がるはずですよね。
合格者数が少なくなって、難化していると言われますが、実質倍率が前年と同じか、下がっていれば難化しているというには尚早です。
- 早慶レベルが第一志望や第二志望なら、そのまま受験
- MARCH~日東駒専あたりに行きたいのなら、過去問対策を万全にしつつ受験
- 日東駒専あたりを滑り止めとして受けるのであれば、油断禁物
という感じで準備するのがいいかと思います。
なお、日東駒場は滑り止めとして受けるには難易度が上がってきているので、さらに偏差値が下の大学も併せて準備しておくとより安心です。
大学受験は滑り止めでも過去問演習をしっかり※何校まで対策できるか考えて
現時点での結論は以下のとおり。
- 早慶レベルは2018年に若干難化。2019年には落ち着いているので、例年にくらべて受かりにくいとも限らないので、志望校ランクを下げず挑戦してよい。
- うわさどおり、日東駒専レベルは引きつづき難化。滑り止めとして受けるなら、さらに下のランクも視野に入れておく。
- 中堅大学は合格最低点が上昇傾向。過去問対策を万全にし、近年の合格最低点+5~10%多く得点できるようにしておく。
学校・予備校の先生が、首都圏私立難化にともなって、出願数を増やすようアドバイスするケースもあるようです。
ただ、個人的には、過去問演習で、近年の合格最低点より確実に上回る実力をつけておくことの方が重要だと思います。
併願をみんなが増やせば、倍率がどんどん上がってしまい、誰も得しません。
「滑り止めや併願を増やせば合格しやすい」のではなく、むしろ、きちっと点数を取れる人しか合格できないようになっていると考えましょう。
偏差値で安全圏だと思う大学でも、過去問をおろそかにせず対策しておきましょう。
言い換えれば、それができるぶんだけ、大学を受けた方がいいです。
そう考えたら、5校以上は無理だと思うので、それをふまえて「何校受けるのか?」を決めていってください。
まとめ:大学受験の滑り止め選びで全落ちを防ぐポイント
要点をまとめます。
- 滑り止めを受けておくメリットは多数!行かないかもしれなくても、受けておくべき。
- 滑り止め大学を選ぶポイントは、①受験科目、②受験方式、③偏差値、④受験日、⑤大学の雰囲気・特徴
- 首都圏私立は、日東駒専レベルが特に難化。過去問対策をより綿密に、合格最低点をできるだけ多く上回る演習を。
色々な報道で志望校ランク・滑り止めのランクを下げる人がいますが、結局は合格最低点を取れればいいわけで。
志望校決めに迷っている方への個別相談を特典としてお渡ししております。
※記事下にお詫びあり。必ずご確認ください。
仕事柄、普段から色々な受験生・保護者の方とお話しますが、みなさん、
- 志望校ってどのレベルに設定するのがいいんですか?
- 何校くらい受けたらいいんですか?
- 滑り止めの安全圏ってどのくらいですか?
などなど、受験校について全くと言っていいほど自信がない人が多いんですよねー。
私に相談して初めて、「そんなコトがあったんですね⁉初めて知りました。」なんておっしゃる親御様の、多いこと多いこと… 学校の先生や、塾の先生は何をしてるんでしょうか…(^^;
(仕事シテクダサイ 小声)
まあそんなこと言ってても仕方ないので、プロとして個別に生徒さんや保護者さまに説明していた内容・お渡ししていた資料を、まとめて一般公開することにしました。
さすがに無料は厳しいので3,500円で販売していますが、それでも受験料を最大7万円カットできる方法も載せてせているので、元は取れるでしょうね。
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