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高校受験に失敗したらどうなる?|選択肢は7つ【とにかく今努力】

高校受験に失敗したらどうなる?|選択肢は7つ【とにかく今努力】

こんにちは!プロオンライン家庭教師のめじろです。

  • 大学受験に失敗する人は多いけど、高校受験って失敗したらヤバいよね?
  • 高校受験の失敗が怖すぎて、何も手につかない

この時期になると、こんなことが気になる人も多いのでは?

塾で会う生徒の表情も、かなり深刻です。

見ているだけで、危機感が伝わってきます。

親御さんとしても、自分の子どもが高校受験に失敗したら…?

と思うと、夜も寝られない!なんてこともありますよね。

高校は義務教育ではありません。

でも、日本ではほとんどの子どもが高校に進学しますし、中卒では将来の選択肢が狭まるのはあきらか。

今回は、高校受験に失敗したらどうなるの?という素朴な疑問について、

  • 高校受験に失敗するかもと不安な中学生・親
  • 推薦合格を目指していたけど失敗して、一般入試が不安な人

などの方に解説していきたいと思います。

高校受験に失敗したらどうなるのか、しっかり理解することで、受験勉強を頑張る力にしていってください。

高校受験に失敗したらどうなる?|選択肢は7つ【とにかく今努力しよう】

今回は、

  • 失敗パターン①滑り止めの高校には受かった人
  • 失敗パターン②どこにも受からず全敗した人

2パターンを解説していきます。

※②だけ読みたい人は、直前の↑目次からとべます。

高校受験失敗パターン①滑り止めの高校には受かったけど…

高校受験の「失敗」にもイロイロありますが、一番多いのが、

  • 第一志望には受からなかったけど、第二・三志望(滑り止め)には一応受かってる

というパターンですね。

妥協して滑り止め校に行く

もっとも一般的なのが、滑り止め校に入学することです。

このパターンは私も一番おすすめします。

というか、滑り止めに受かっているなら、そっちに行きましょう。

それ以外の選択肢は、よほどのことがない限り、選ばない方がいいです。

最初はイヤだと思います。

本当に行きたかった高校ではないんですから。

でも、滑り止め校に行くことで、得られることもたくさんあります。

  • 滑り止めレベルなので、授業についていきやすい
  • 私立高校なら、自由な校風が多く、公立よりのびのび青春できる
  • 同じく高校受験に失敗した人もいるので、支え合える

とにかく、滑り止めに受かったなら滑り止めに行きましょう!



高校浪人する

来年また再受験にチャレンジする「高校浪人」という選択肢もあります。

が…

滑り止めに受かっているのに高校浪人するのは、おすすめできないです。

理由は以下のとおり。

  • 浪人は15・16歳には精神的にキツすぎる(大学受験ならまだ耐えられる)
  • 周囲と年齢が違うので、高校での友だち作りに苦労する可能性が高い
  • 塾に行きながら浪人するとお金がかかる(しかも、来年必ず受かるとは限らない)
  • ちゃんと理由を説明できないと、就活時に不利になる

滑り止めに受かっているにも関わらず高校浪人するのは、家族もなかなかOKを出せないと思います。

将来、就職する際の面接でも、高校入学前に1年間の空白があると、「なぜなのか?」「高校浪人を選んだ理由は?」と聞かれる可能性もあります。

イレギュラーなことだけに、「なんとなくそうしたかったから」としか答えられないと、適当な人だと思われて終わり。

高校浪人は、相当な信念を持っていないと、その先の苦労を乗り越えるのが大変だということを覚えておいた方がいいですね。



高校受験失敗パターン②どこにも受からず全敗…

「予定していた高校は、どこにも受からなかった…」というパターンは、滑り止めに入学することもできないので、かなり深刻です。

でも、ただ「ヤバい!」と思うのではなく、「どういう選択肢があるのか知っておく」だけで、いざという時、冷静に対処できます。

「こうなりたくないから勉強がんばる」というモチベーションにもなりますし。

二次募集している高校をとにかく受験する

「どこにも受からず全敗した!」ということが分かったら、どんなに悲しくても、すぐに二次募集をしている高校を探して、出願の準備を始めることになります。

二次募集とは、思ったより生徒が集まらず定員割れしてしまった高校が、「まだ高校に受かっていない生徒」を対象に、入試を行うこと。

行きたい学校ではないかもしれませんが、万が一、本当に辞めたくなったら定時制や通信制に編入するという選択肢もあるので、とにかくワガママを言わず受験することが大切です。

定時制高校を受ける

一般的な全日制高校との違いは、「夕方だけ」「昼間だけ」など通う時間を選べるので、働きながら通える点。

定時制高校は、全日制高校と願書受付・入試時期にそこまで差はないですが、公立・私立に落ちてからでも出願できる高校もあります。

偏差値はかなり低く設定されているので、受かりやすいです。

「全日制に受からないかもしれない」と思ったら、早めに出願準備をしておくといいです(もちろん試験日かぶりがないようにチェックです!)。

ただ、定時制は働きながら通う子が多いので、全日制高校のような「のほほんと高校生活を楽しむ」感じとは程遠いかと思います。



通信制高校に入る

通信制高校は、全日制・定時制と違って通学する機会が少ないので、

  • 人付き合いが極端に苦手
  • 不登校ぎみ

という人で、受験に失敗してしまった人にはおすすめできる選択肢。

入学時期や願書受付時期も、1年のうち何度かチャンスがあったりします。

ただ、通信制の通学頻度は、年に数回とか週1だけでいいなどの学校もあり、人と会う機会が少なくなるので、

  • イベントも楽しみたい
  • みんなと遊んで青春したい

といったのは期待しない方がいいですね。

高校浪人する

高校浪人は、「なんとしてでも全日制に行きたい!!!!」という人の、最後の選択肢としてはアリかもです。

大学進学に有利なのは、やはり全日制の高校。

定時制だと仕事と勉強の両立がツラくなって退学→大学受験をあきらめてしまったり、通信制だと自分で勉強のモチベーションを保ちにくいこともあります。

ただ、定時制・通信制からでも大学受験がムリというわけではないです。

特進クラスや指定校推薦なんかもありますし、そこは、やる気と工夫次第です。



高卒認定を目指す

高校には受からなかったけど、大学には行きたい!という人なら、アルバイト等しながら高卒認定を目指すのもいいです。

18歳になるまでに高卒認定を取得すれば、他の高校生と同じタイミングで大学受験にチャレンジできます。

ただ、高卒認定は、「高卒程度の学力があるよ」ということで、「高校を卒業した」と言えるわけではないので要注意。

高卒認定→大学に進学しても、大学を中退してしまうと、正式な最終学歴は「中卒」となってしまうので、それを分かったうえで高卒認定を目指すことが大切です。

※「高卒認定」を学歴欄に書くことはできます。

学歴が高卒で充分なら、定時制高校・通信制高校での卒業を目指したほうが、「高校を卒業した」という正式な資格がもらえるので、就職には有利かも。

  • 高卒認定
  • 高校卒業

のどちらが自分に合うのか?までよく考え理解したうえで、選択肢を吟味する必要があるよ、というコトですね。



思い切って就職して社会に出る

中卒で就職、というのも選択肢の一つではあります。

ただ、体力勝負の仕事だったり、実力主義でかなりハードに働かなければいけない職種が多いのが事実です。

もともと中卒というハンデがあるので、信頼を得るための努力は欠かせないですし、周囲の偏見を気にしない精神力も必要です。

(※私には、中卒でも心から尊敬できる人が何人かいます。中卒で就職すること自体を否定しているワケではありません)

もし、いったんフルタイムの仕事に就職して、働きながら高卒認定を取って…

というプランなら、「ハードな仕事をやりつつ勉強できるか?」もしっかり考えておかなければいけません。

高校受験に失敗したからといって、安易に「就職すればいい」と考えるのはNGです。

まとめ:高校受験に失敗しないために、いま最善を尽くすしかない

高校受験に失敗しても、選択肢はあるということが分かってもらえたかと思います。

ただ…

一番ラクちんなのは、全日制高校に受かっちゃうことですよね。

そうしないと、その後がかなりハードです。

大学受験もしにくくなり、就職でも苦労することも多いです。

そうなっちゃったら仕方ないですが、

努力が足りてなくて高校受験が危ない!

という人は、今すぐギアチェンジして頑張りましょう。自分のために!