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中学生に勉強をやる気にさせる方法&声かけの仕方【元塾講師が解説】

中学生に勉強をやる気にさせる方法&声かけの仕方【元塾講師が解説】

こんにちは!元塾講師であり、今はフリーでオンライン家庭教師をしているめじろです♪

中学生で勉強しない子って、結構多いです。

「あれを言ってもダメ」「これを試してもダメ…」と、手を尽くしきったと感じる保護者さんもいるのでは?

今回は、

  • 中学生の勉強のやる気を出させる方法はある?
  • 勉強しない・やる気がないのはナゼ?
  • どういう声掛けがいいの?
  • 親の役割って何?
  • 塾で子どもは変わるの?

などなど多くの疑問に対し、

  • 中学生に勉強をやる気にさせる方法
  • 勉強のやる気が出ないパターン
  • 親がすべき声掛け・役割
  • 勉強しない子の塾選びの注意点

など、しっかりと丁寧に解説していきます!

この記事の信頼性
  1. この記事の筆者は、元塾講師で、現役のオンライン家庭教師です。
  2. これまで小中高全ての生徒を指導し、短期間での成績アップが得意なプロ講師です。

子どもが勉強しないと、親としてはとても心配ですよね。

親と子、どちらも幸せでいるためにも、ぜひ有効な対策を知っておいてくださいね。

中学生に勉強のやる気が出ない子が多いのはなぜか

私は、地元の個別指導塾でも講師をやっていたことがあり、オンライン家庭教師で教える子よりも、

いわゆるヤンチャさん
不真面目くん

が多かったです。

勉強のやる気がまったくなくて、

塾に来ても遊んでいる…
宿題はもちろんやってこない…
そもそもテキストや筆記用具すら持ってこない…

なぜ、彼らは勉強にやる気がそんなに起きないんだろう?と考えた末、以下のどれかに当てはまっていることがわかりました。

  • 友達が遊んでいるから自分だけ勉強したくない
  • 自己肯定感が低く、やったところで勉強ができるようにならないと思っている
  • プライドが高く、勉強で失敗したくないので最初からやらない
  • 家庭で勉強する環境が整っていおらず、習慣になっていない
  • もっと熱中していることがあり勉強どころではなくなってしまっている

「お子さんが勉強しない」と悩んでいる方であれば、一つは思い当たるのではないでしょうか?

友達が遊んでいるから自分だけ勉強したくない

高校生ではあまりないのですが、中学生に多いのが「友達が勉強していないから、自分もしない」パターン。

大人からすれば、「友達に流されていてみっともない」と思うかもしれません。

でも、彼ら・彼女らは、

  • ひとりだけ頑張っているとダサいと思われるのではないか
  • 友達が遊んでくれなくなるのではないか

という不安をかかえています。

もしお子さんにそのような兆候があるなら、家の中だけでも勉強する習慣を作れるよう、親御さんが声掛けをしてあげると良いです。

このタイプの子は友達と繋がるためにスマホが手放せない子も多いですが、「いつまでスマホやってるの、勉強しなさい!」と怒鳴ってしまうと逆効果です。

友達の方が自分に優しくしてくれると感じてしまい、ますます友達関係に依存し、勉強をやらなくなってしまいます。

ベストは、親が冷静に、かつ真剣な態度で、

「友達が勉強していなくても、○○君・ちゃんには勉強してほしいって思っているよ。」

と伝えること。

また、塾に友達が多いと、塾で勉強しなくなるので、知り合いの少ない塾に通わせたり、映像授業で家で勉強させるのも手です。

自己肯定感が低く、やったところで勉強ができるようにならないと思っている

私が授業を担当していた生徒で、多かったのが「自分はどうせできないから、勉強なんてやらないほうがマシ」と思っているパターンです。

自分は他の人と違って、上手にできない
以前ダメだったから、多分今回もダメだろう

という具合です。勉強に対する自己肯定感が、どん底まで落ちちゃってるんですよね。

この場合、どんなに小さなことでも、褒めて褒めて褒めちぎっていくことで、やる気を取り戻してくれることが多いです。

褒める方も、カンタンではありません。そもそも勉強していないので、「こんなことも分からないのか…」と、つい思ってしまうんですね。

親御さんなら、なおさら厳しく接してしまう方が多いので、「できていないこと」ばかり指摘しがちです。

でも、上記のように自己肯定感が下がっている子に対し、「できていないこと」を指摘するとどうなるでしょう?

たぶん、もっと勉強をやらなくなりますよね。

お子さんが勉強のやる気がないと感じたら、まずは勉強に関するどんなに些細な事でも褒めてあげてください。

褒めるべき些細なことの例としては、

  • 英語でピリオドを忘れがちな子が、ピリオドを付けることができた!
  • ノートに、やった問題のページ数や番号をしっかり書けている!
  • テストの点数で、前より1点でも多くとれた!
  • 今月は休まず塾に行って授業を受けた!
  • 間違えたとしても、自分で問題を解いてみることができた!

などなど。探してみると、褒めるところはたくさんあります。

褒める方も、訓練が必要ですが、自己肯定感が下がっている子の場合、しっかり褒め続けてあげることが一番の解決策ですので、ぜひ頑張って色々と褒めてあげてください。

プライドが高く、勉強で失敗したくないので最初からやらない

そもそも勉強をやらない子の中には、プライドが超高く、「間違えるくらいだったら最初からやらない」という子もいます。

さきほどの自己肯定感がどん底の子と似ていますが、少し背景がことなります。

この「プライド高くてやらない」パターンの子には、先ほどと同様、とにかく褒めることも大事になりますが、もう一言付け加えてほしいのが、

失敗しても、間違えてもいいよ!

と、堂々と伝えてあげることです。

塾でもこのパターンの子を数人教えていましたが、「間違えてもいいからやってみようよ~」と言うと、どんどん手を動かしてくれるんですよね。

特に男の子に多いのですが、「勉強で間違える=ダサい」と思っています。

「間違えてもダサくないけど、やらないのはちょっとダサいかな」

なんて言うと、結構ゴリゴリ勉強しだす子もいます♪

家庭で勉強する環境が整っていおらず、習慣になっていない

まれではありますが、家が勉強に集中できるような環境になっていないことが原因で、「勉強したくない」「勉強が習慣にならない」という子がいます。

家の環境のせいで勉強できない例としては、

  • 兄弟姉妹が勉強の邪魔をする
  • 親が無関心
  • テレビが常に付けてある

などですね。

「自分の勉強に対して、家族が配慮してくれていない」と感じてしまうと、勉強する気が失せてしまうんですよね。

兄弟姉妹がたくさんいる家庭の子などは、兄弟姉妹が勉強の邪魔をしてしまうことも多々あるようです。

親がそれを放置してしまうと、子どもは

「自分の勉強なんてどうでもいいんだ」

と思ってしまう可能性もあります。

子どもが勉強できるよう、一人の時間を作ってあげる・プライベートスペースを確保してあげるなど、工夫してください。

また、親が無関心だったり忙しすぎて、勉強の見守りが全くない場合にも、子どもは

「自分が勉強したところで誰も喜ばないから、やる意味ない」

と感じ、勉強しなくなってしまうことがあります。

いくら中学生にまで成長していても、

「勉強したら褒めてほしい」「勉強しているところを見守ってほしい」

と、心の底では思っているんですよね。

お仕事で忙しいのであれば、休日や、帰宅後などでかまわないので、「今日は何してたの?」って聞いてあげてください。

もし、「勉強してたよ」と返ってきたら、しっかり褒めてあげるのを忘れずに!

ただし、親が勉強のことしか褒めないのはNG

「親が、自分のさまざまな面に関心を持ってくれている」と感じられることが大切なので、勉強含め、いろいろなことに対し、「すごいね!」「がんばったね!」などの声掛けをしてあげてくださいね♪

もっと熱中していることがあり勉強どころではなくなってしまっている

中学生になると、部活や習い事に熱中するあまり、勉強する体力も時間もなくなってしまうことがあります。

そういった場合は、自分で「今は勉強しよう」とコントロールすることが難しくなるため、

  • 通塾する
  • 家庭教師を付ける

など、

強制的・物理的に勉強せざるをえないタイミング

をつくることが一番いいです。

集団塾だと、疲れて寝てしまう可能性が高いので、塾に通わせる場合は、できれば個別指導塾でみっちり教えてもらい、かならずやるべき宿題も出してもらいましょう。

なお、オンライン家庭教師であれば、忙しい子でも時間を合わせやすいのでおすすめです。

  • 忙しくて勉強できていない子
  • 時間はあるけどなかなか気持ちが勉強に向かわない子

の場合、「家庭教師のしろくま」のオンライン授業が合うと思います。

無料で相談に乗ってくれるので、気になる人はチェックです。

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中学生に勉強をやる気にさせる方法はあるのか

中学生に勉強をやる気になってもらうには、以下の方法が考えられます。

  • 積極的な声掛け
  • 環境を変える
  • 親がお手本を見せる

子どもの性格によって、どれが効果が高いかは違ってきますが、ぜひ試してみてください。

積極的に声掛けをしてみる

勉強をしていない子どもは、「親が自分に勉強してほしいと思っている」ということすら、気づいていない場合があります。

「勉強してほしいのは、当たり前じゃん!」

と思いますよね。笑

でも、子どもからしたら、「親も気にしていないし、勉強は後回しでいっか!」と思っている可能性も充分あります。

  • 勉強してないな…
  • 遊んでばかりで心配…

と思ったら、この後で紹介する「かけてほしい言葉」を参考に、声掛けをしてみてください!

勉強しやすいように環境を変える

「環境」と一口に言っても、

  • 家・部屋の環境
  • 質問できる人がいる環境かどうか
  • 授業がわかりやすいかどうか

など色々ありますよね。

まずは、勉強しやすいようプライベートスペースを設けてあげてください。

特別なことは必要なく、簡易的なパーテーションで仕切るなどでも有効です。

また、勉強でつまずいたとき、立ち止まったり、やめてしまわないための「環境」づくりも大切です。

教えてくれる人、質問に答えてくれる人がいるだけで、勉強が楽しくなったり、習慣化する子も多いです。

場合によっては、塾や家庭教師などを検討し、「子どもにとって勉強を頑張れる環境」を探っていってください。

(※自分から取り組まなければいけないZ会・進研ゼミなどの通信教育は、自主性が備わってから検討しましょう)

親がお手本を見せる

中学生は、子どもから大人になる大事な時期で、大人が思う以上に、「大人のことを観察」しています。

親が、子どもに真面目に勉強してほしいと思っても、

「お父さん・お母さんだって不真面目じゃん!」

と思われてしまっては、どんな言葉も響きません。

たとえばの話ですが、毎日お酒を飲んで大きな声を出している大人に、

「勉強しろ」
「そんなんで立派になれるか」

と怒られても、言うことを聞こうとは思えませんよね。

でも、静かに読書をしたり、淡々と家事をしている大人から、真剣な態度で

「人並みでいいから勉強しておいてね。」
「今、優先するべきは勉強だよね?」

などと言われたら、子どもも

「仕方ないな…勉強するか!」

と思えたりします。

もちろん、「言うセリフ」も大事ですが、中学生くらいの年になると、

「何を言うか」よりも「誰が言うか」

を重視するようになってきますので、ぜひ、親御さんも意識してみてください。

なお、よほど問題がないかぎり、塾や学校の先生の悪口はNGです。

「学校の先生の話は聞かなくていい」
「授業なんてムダ」

と思ってしまい、子どもは先生の話を聞かなくなります。

ついついやってしまうこともあるかもしれませんが、子どもの勉強のやる気をそいでしまう態度や言葉を発していないかどうか、注意してみてくださいね。

中学生が勉強でやる気がないときの親の役割

子どもが勉強のやる気がないとき、上記のように、

  • 声掛けをする
  • 環境を変える
  • お手本を見せる

ということは、もちろんとても大事です。

ただ、もっと大事なことは、

子どもの悩みを聞いてあげたり、今のままを認めてあげること

です。

多くの中学生さんを見ていて、親の役割で一番重要なのが、ココなのではないかと思っています。

聞いたことがある人もいると思いますが、人間の欲求には段階があります。

  • 勉強をがんばる
  • 成績を上げる

というのは、上記の「自分をもっと良くしたい(自己実現欲求)」にあたります。

そして、「自分をもっと良くしたい」という欲求は、

下位の欲求「食べたい・寝たい」から「人に認めてもらいたい」までが満たされないと、生まれないようになっています。

親の役割として、一番大きいのは、「人に認めてもらいたい」までの欲求を、しっかりと満たしてあげることです。

時間がかかるかもしれませんが、そういった心の面でのケアは、親がやるのが一番効果が高いですので、ぜひ気にしてみてください。

中学生で勉強のやる気が出ない子にかけてほしい言葉5つ

私が、勉強しない中学生を相手に指導していくなかで、効果的だった言葉を紹介します!

「どんな言葉をかけてあげたらいいのか…」

と悩んでいる人は、下記からやってみてください!

○○くん・○○ちゃんはやればできるって(わたしは)知ってるよ!

「やればできるよ!!」だけだと、中学生にもなると、なかなか信じてくれないんですよね。笑

「いやいやキレイごと言わないで…」と思われてしまいます。

でも、魔法のことば

「(わたしは・お父さんは・お母さんは)知ってるよ

を付け加えてみると、かなり印象が違ってきます。

「やればできるって、お母さん知ってるよ!」
「あのときも、こんなことできたじゃん!」
「がんばっているところも、見てきたから分かるよ!」

などなど。子どもには、とても嬉しく、勇気が出る言葉のようです♪

「じゃあやってやるか!」

という気持ちになってくれる子も多いので、ぜひ試してください。

今の成績をどうしたいって思ってる?

親に、「ああしなさい」「こうしなさい」と言われすぎて、自分ではどう思うのか?を考えてられていない子が、とても多いです。

勉強が親任せになってしまうと、

  • 親に言われるまでやらない
  • ギリギリまで勉強を放置

という残念な状態になりがちです。

そんなときは、子どもに対して、

「自分では、今あまり勉強ができていないって感じる?」
「今の成績が、どんな風になったらいいなって思う?」

など、子ども自身に考えさせる言葉をかけてあげてください。

「そろそろちゃんと考えないといけないな」
「よく考えたら、やばいから変えなきゃな」

など、子どもが自分で考えるキッカケになります。

勉強のタイミングなどを、親に任せきりになってしまっている子には、ぜひこうした声掛けをしてみてください。

友達が勉強してないから自分もしないのは、違うと思うよ

「友達が遊んでるから遊んじゃお」
「SNSで話す方が楽しいから…」

という場合、先ほども書きましたが、

友達とあなたは違う

ということを、きちんと言葉で示してあげる必要があります。

伝える際は、子どもも「仲間外れになりたくない」という不安をかかえていることを考慮して、

「一緒に遊ばないと・返信しないと…って思う気持ちは分かるけど、友達が勉強していないからって、自分もしないのは違うと思うな」

などと、冷静に言ってあげてください。

他にも、

○○ちゃん(○○くん)が勉強してたら、友達も勉強しだすと思うから、友達のことは気にしなくていいと思うよ」
「お互いを気にして、足をひっぱりあったらダメだよ」

なども有効かと思います。

ここまでは分かったんだ!すごいね!

少しでも勉強を始めてくれたら、たとえ少ししか分かっていなかったとしても、

「そんなことは他の子もできてるんじゃないの?」

など、否定的な声掛けは絶対NG。

かけるべき言葉は、

  • ここまでは分かったんだ、すごいね!
  • この前は分からなかったところができたっていうことだよね?すごいじゃん!

など、とにかく大げさすぎるくらいポジティブでOKです!

勉強は、少しでもできるようになるのに、大きな労力を必要とします。

子どもが、「頑張りを認めてもらえている!」と思えるよう、声掛けしていってください。

間違えたり失敗してもいいから、やってみよう!

さきほども書きましたが、プライドが高くて勉強をなかなかしない子には、

  • 間違えてもいいよ!
  • 間違えるのが普通だよ!
  • 失敗してもいいじゃん。

など、「気楽に取り組める」ような声掛けが有効です。

また、このようなタイプの子は、少しでもつまずいて自信をなくすと、やる気が地に落ちてしまうので、家庭教師の先生をつけたり、塾に通わせる際は、

厳しくスパルタな先生よりも、できるところを褒めて伸ばすタイプの先生・塾

を選ぶようにしてください。

中学生男子に勉強をやる気になってもらうには?

塾で指導をしていても、圧倒的に勉強しないのは男子です。笑

ただ、男の子だからといって、頭ごなしに厳しく言っていいわけではありません。

中学生男子は、自分と周囲に壁を作る年頃です。

女子に比べて、

  • ダサいと思われるのが嫌だ
  • 真面目にやって失敗したら恥ずかしい

という、繊細な気持ちかかえています。

そのため、

  • できた!すごいね!
  • 失敗してもいいからやってみよう

など、褒めたり、持ち上げたりすることがとても重要です。

また、競争心も強く芽生えてくる年頃のため、

「テストで〇点以上取れたら△△がもらえる」

など、ゲームをクリアしていく感覚を取り入れるのもおすすめです。

ベストなやり方としては、

  1. 塾や家庭教師などで「勉強しなくてはいけない環境」を作りつつ、
  2. 褒めて乗せあげてやる気にさせる
  3. 「○点以上取れたらご褒美」など、勉強をゲーム化する

という感じ。

叱ってばかりではなく、「勉強を楽しくやれる工夫」や、「プライドを傷つけず、褒めちぎっていく」ことを、重視してください。

中学生の勉強へのやる気は塾で変わるのか

「勉強しない子を塾に入れてもいいのか」
「どんな塾がいいのか」

と悩んでいる方も多いと思いますが、ぶっちゃけてしまうと、

どの塾に入れるかより、どの先生に習うか

が大事です。

もちろん、相性のいい先生に出会うことができれば、塾で勉強への姿勢は大きく変わるでしょう。

ただ、大手の個別指導塾は、担当する先生がコロコロ変わってしまうことが多いです。

勉強しない子は、同じ先生が長期間しっかり付いてくれることも大事なので、家庭教師も含めて検討したほうが良いと思います。

また、塾に通わせる場合は、知り合いや友達が多い塾だと「遊びモード」になってしまう可能性が高いです。

友達に引きずられがちな子の場合、学校の友達が多く通っていない塾を選ぶことも、ポイントです。