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【大学受験】英語の聞き流しって意味ある?リスニング聞き流し効果&レベル別の対策法について解説!

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「聞き流すだけでOK!」

「ながら聞きで身につく!」

最近、そんな勉強スタイルが多く紹介される、英語のリスニング試験。

単語力や文法力だけでなく、実際に「生きた英語力」が問われるため、苦労する受験生が多い分野でもあります。

また、リスニング力は一夜漬けで身に付く力ではなく、「なんとか手っ取り早く、英語に耳を慣らす方法はないか」と探している人も多いでしょう。

しかし、本当に「聞き流すだけ」でリスニング力はつくのでしょうか?

この記事では

  • 【大学受験英語】聞き流しって意味ある?意味ない?
  • 【大学受験英語】リスニング対策の正しい聞き流し方法は?レベル別にご紹介!

といった内容について解説していきます。

大学受験のリスニング試験に向けて、「英語耳」を養う方法を一緒に探っていきましょう。

【大学受験英語】聞き流しって意味ある?意味ない?

結論から言ってしまうと、「ただ聞き流すだけ」では、リスニング対策としてあまり意味がありません。

ちまたには

「聞き流すだけで身につく!」

といったリスニングの教材があふれていますが、英語耳はいわゆる「ながら聞き」で簡単に身に付くものではないのです。

これは、勉強したこともないイタリア語の歌をただ聴いて、突然イタリア語がわかるようにならないのと同じです。

脳にとって、理解できない言葉は、雑音のようなもの。

「意味を理解していない」プラス「集中していない」状態で聞き流しているだけでは、脳が「言葉」としてその言語を認識できないのです。

英語のリスニングに対しても同じことが言えます。

「ゲームをしながら、英語のリスニング問題を聞き流す」

「意味もわからない単語ばかり出てくる英会話を、ただボーッと聞いている」

このように、「英語を聞くぞ!」という集中力や、「こんな意味の会話をしているんだ!」という理解力もない状態では、リスニング能力は身につきません。

では、どうしたら「聞き流し」を効果的な勉強に変えられるのでしょうか?

「聞き流し」でリスニング力を高めるために大切なのは「英語を理解可能な音にすること」です。

つまり、流れてくる英文を、脳が理解できる状態にすることを指します。

  • まず、流れてくる英文のスクリプトを「読む」
  • 知らない単語や文法があれば「調べて覚える」
  • それから「聞く」

このサイクルを繰り返すことで、初めて脳が「雑音ではなく、言語」として英語を聴きとるようになります。

理解可能な音として英語を認識することで、初めてリスニング力が身に付き始めます。

「聞き流し」は、集中力と理解力が加わって初めて意味をなすのです。

【大学受験英語】リスニング対策の効果的な聞き流し方法は?レベル別にご紹介!

ここからは、効果的な「聞き流し」によるリスニング対策について、レベル別に詳しくご紹介していきます。

「ただ聞き流す」から、「効果的に聞く」方法を知ることで、リスニング力を着実に高めていきましょう!

  1.  【リスニング初級】 ディクテーションで文法や単語の基礎固め!
  2.  【リスニング中級】 シャドーイングで共通テストに挑戦しよう!
  3.  【リスニング上級】 難関大学入試のリスニング問題にチャレンジ!

【リスニング初級】 ディクテーションで文法や単語の基礎固め!

「単語ひとつひとつが全く聞き取れない...」

そんな時は、まずリスニングの基礎固めをしていきましょう。

単語が聞き取れない、ということは、単語そのものの意味を覚えていなかったり、単語の発音を知らない場合が多いです。

その際にオススメの対策法が「ディクテーション」です。

「ディクテーション」とは、一文読まれるごとに音源を止め、聞き取ることができた単語を、紙に書き出していくという勉強法のことを言います。

まずは、流れてくる英文の原稿を読んでみましょう。

意味を理解した上で、知らない単語があれば調べます。

そして、音源を流してみて、一文の中で聞き取れた単語やイディオムを書き出していくのです。

慣れてきたら、一文を丸ごと文章として書き出す練習をします。

そうすることで、「集中して聞く力」が養われ、単語だけでなく、文のつくりも理解できるようになり、リスニングがグッと楽になるはずです。

【リスニング中級】 シャドーイングで共通テストに挑戦しよう!

英語がだいぶ文章として聞き取れるようになってきたら、「シャドーイング」に挑戦してみましょう。

「シャドーイング」とは、影のように、聞こえてきた英語の音声を追いかけて発音することを言います。

まず、10回程度スクリプトを見ながら、数秒遅れて流れてくる英文を読み上げます。

ちょっと慣れてきたかな...と感じたら、そこからは何も見ずに、耳だけを頼りにして英文を追いかけ、発音します。

これを繰り返すことによって、文章が丸々脳にインプットされるため、文章の組み立て方や、the や a など冠詞の使い方なども身に付きます。

完全に暗唱できるようになれば、リスニングに随分余裕を持って臨めるはずです。

この時点で、一度共通テストのリスニング問題を解いて見てくださいね。

【リスニング上級】 難関大学入試のリスニング問題にチャレンジ!

ディクテーションやシャドーイングがこなせるようになったら、難関大学のリスニング問題にチャレンジしてみましょう。

難関大学の入試では、より「本場の英語」を意識したリスニングテストが出題される傾向があります。

英語は、試験科目の1つである前に、言葉です。

それはつまり、この言語を使って生活している人たちがいる、ということを指します。

そして、日本語の方言と同じように、英語にも、国や地域によって様々なアクセントや訛りが存在するのです。

共通テストでは、受験生が中学、高校と慣れ親しんだ「アメリカ英語」が主に使われます。

しかし、難関大学はあえて「イギリス英語」や「シンガポール英語」など、一般的な受験生には聞きなれないアクセントを持つ英語を使用することがあるのです。

実際、私が合格した早稲田大学国際教養学部の入試では、ネイティブスピーカーではなく、日本人が読む「日本語のアクセントを持つ英語」が使用されました。

「実践的な英語力」を求められる難関校のリスニングに挑戦することで、より高度な英語耳を育てることができます。

リスニング力のレベルアップを目指すなら、ぜひ難関大学の問題にチャレンジしてみてください。

まとめ

リスニング力は、「ただ聞いている」だけでも、一夜漬けで身に付くものでもありません。

集中して、時間をかけてじっくり養っていく必要があります。

しかし、大学受験を通して「英語を聞く力」を手に入れると、得られるものは大学合格だけではありません。

将来の海外旅行先や職場、大学やアルバイト先で、様々な国籍の人と繋がることができるのです。

あなたの人生に彩りを加えるためにも、効果的なリスニング勉強法を掴んでみてくださいね。

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