今回は、以下のような悩みを掘り下げていきます。
- 長文が苦手なのでどうにかしたい
- どんな参考書・問題集を選ぶべきかわからない
- レベル上げて難関大目指したい
この記事は選ぶべき英語長文の参考書を紹介する記事です。勉強法については、別の記事にまとめてありますので、あわせてどうぞ★
- 当サイト「green magazine」の筆者は、2社以上の個別指導塾にて大学受験の指導を経験。
- E判定から独学で早稲田大学に合格した経験を持ち、受験を成功させるノウハウに精通しています。
大学受験の英語長文【何を・いつからやるかが重要】
参考書を選ぶとき、「何をやるか」しか考えていない人が多いです。
実際は、『何を・いつからやるか』をセットで考えていくのが近道。
特に、英語の長文は人によってレベルがまちまちなので、力が付くからといってはじめから難しくて理解できないものを選んでも、効果は薄いです。
大学受験は、「どれくらい頑張ったか」ではなく、「志望校の問題が解けるようになったかどうか」で勝ち負けが決まるので、
- 順序よく
- 効率よく
- 効果的に
長文をレベルアップさせていきましょう。
大学受験の英語長文【読めない・できない時はレベルを下げる】
さっきの話とも通じますが、「できると思ったけど、やってみたら難しすぎた」という場合、レベルを下げてOKです。
(跳び箱と一緒。最初から8段は跳べない。)
下位レベルをやって、少し筋力をつけてから、レベルアップしたほうが実力はつきます。
レベルを下げることに抵抗があるかもしれないですが、英語の長文は「う~んう~ん」と唸ってても解けるようにはなりません。
なんとなくレベルを下げるより、
- センターレベルが難しいなら、そのひとつ下の基礎レベル
- 難関大レベルが難しいなら、センターレベル
などひとつ下のレベルをやってみると良いです。
加えて、
今週中に基礎レベルを終わらせて、次のレベルに!
といった具合に、下位レベルの参考書・問題集をいつまでやるのか決めておくと、テンポよく次にとりくめます。
下位レベルをダラダラとやりつづけて、結局レベルアップできないのは、マズいので、そうならないようにだけ注意です。
大学受験の英語長文【復習や音読で差がつく】
同じ参考書をやっているのに、力が付く人とつかない人がいます。
なぜだか不思議に思ったことはないですか?
英語の長文の参考書・問題集では、「どれだけ深く理解できるか」で、定着度合いが大きく変わります。
ようは、
- 使い方を工夫する
- 一歩踏み込んだ勉強をする
ことが重要。
英語長文を伸ばしたければ、以下の作業をプラスするとなお良し。
- いちど読んだ問題も、月に1度は復習して「いまも読めるか」を確認する
- 解くだけでなく、音読までやる
レベルが合っている良い参考書を使っていても、なかなか実力がアップしないなという人は、かならずここまでやりましょう。
ここまでやって、伸びないということはまずないはずです。
人は、「声に出すより早く読むことはできない」と言われます。
長文問題を解いた後、意味を理解しながら音読。自分が「黙読したいスピード」で音読できるようにします。
私も、現役時代はこの方法でスピードアップしました。
それも面倒という人。音読は、口があればできるので手軽です。言いワケしないで、いますぐやりましょう。
大学受験の英語長文参考書・問題集を実際に紹介します
お待たせしました。実際に、どの参考書・問題集がおすすめかを紹介します。
上で説明した点に注意して取り組むと、効果倍増です!
なお、選定基準は、
基礎レベルから1年で難関大レベル到達
です。
★おすすめ参考書について
- 現役塾講師で、自身は完全独学で早稲田大学に現役合格した私が、「これならおすすめできる!」という良書のみを厳選して紹介。
- 実際に手に取って、「どんな人におすすめなのか」を徹底検証。
- もちろん、少しでも「微妙…」と思ったものは載せていないので、ぜひ信頼して使ってみてください!
大学受験の英語長文参考書・問題集【基礎・まずはここから】
長文を伸ばしたいと思ったら、最初に取り組んでおきたい参考書を紹介します。
イチから鍛える英語長文500:精読のコツ・読み方を知る
▼この本の特徴&使い方▼
-
さらに下位レベルもあります。難しければBasic・300あたりからでOK。
-
基礎レベルは、この『500』が読めるようになるのが目標。
-
長文力をつけるには、ただ量をこなせばいいのではない!⇒精読力を上げるポイントを解説。
-
段落ごとに要点を1文にまとめる練習もできます。(あとでかなり効いてくるので、まじめにやろう)
-
和訳がスラッシュリーディング訳(かたまりごとの訳)になっている → 英語と日本語の対訳がうまくなる。
量ではなく、精読の質を上げるのに最適な参考書です。
はじめのうちは、長文の構造理解・精読(内容を正しく把握)が重要。
基礎英語長文問題精講:構文の対策にもなる
▼この本の特徴&使い方▼
- 『基礎』と書いてあるけど、まあまあ難しい。キツければ、上の『イチから鍛える英語長文500』をやろう。
- 「研究」のコーナーで出てきた語句・構文を整理しながら読める → 長文になると構文がわからなくなる人にも最適。
- 50題もあるので、これをこなしていくだけで相当量演習を積める!
50題もあるから、ただ量をこなすのではなく、上記の勉強ポイント(復習・音読)を意識しつつやっていきましょう!
相当力がつくはずです。
大学受験の英語長文参考書・問題集【過去問+演習】
過去問をやりつつ、「演習量を増やしておきたい」と思ったら、取り組んでほしい参考書・問題集を紹介します。
ここまできたら、他の教科の勉強時間もとらなくてはいけないので、あまり何冊も手を出さないのがポイントです。
下記の2つから、自分に合いそうな方を選んでください。両方やる必要はありません。
英語長文問題精講:毎日一題がおすすめ(夏休みにも)
▼この本の特徴&使い方▼
- 【基礎レベル】で紹介した『基礎編』の次レベル。
- 標準~難度の高い問題まで、60題も収録。問題数が多いので、「毎日1題やる」とかもおすすめ。
- 難易度が上がるぶん、『基礎編』よりも解説は分かりやすい。
- 入試で問われやすいあらゆるジャンルが揃う。
- 適当に終わらせず、ひとつひとつ理解しつつ進めていけば、演習量が足りなかったと後悔することには、まずならない。
60題とボリューム満点だからこそ、「問題数をこなすこと」が目的にならないよう気を付けてください。
問題数多いので、「夏休み何やろう~」と迷ってる人にもおすすめです。
難関大突破 英語長文問題精選:応用力・考える力を伸ばす
▼この本の特徴&使い方▼
-
難関大入試で重要となる要約力・考える力を最大限に伸ばせる。
-
過去問で頻出のテーマから15本の問題を選定。
-
構文の解説・パラグラフごとの要旨など、解説が丁寧すぎるくらい丁寧。
-
ただし、難易度は高い(きちんと取り組もうとするとかなりの時間と努力が必要)。
-
(英文でまとめる)『英文要約』にも力を入れた問題集のため、二次試験で要約がいらない人は、選択問題だけやるとかでもいいと思います。
センター高得点くらいであれば、上の『英語長文問題精講』で充分です。
二次試験で要約が必要だったり、英語の配点が高いからガッツリ対策したい人は、『難関大突破 英語長文問題精選』をやる、といった使い分けがベスト。
基礎~難関大レベルにいくまでのおすすめの参考書は、以上4冊。
少ないと感じるかもですが、中身をしっかりやれば
- 充分すぎる
- わりとハード
だと感じるはずです。
10選!15選!と、たいしておススメでもない参考書をたくさん紹介しても意味ないので、4冊に厳選させてもらいました。
大学受験の英語長文|最後のコツは特化型演習
上で紹介した長文対策の参考書・問題集をやれば、かなり実力がつきます。
ただ、「実力があること」と「志望校の問題が解けること」はかならずしも同じではありません。
ある程度、長文の力がついたなと思ったら、志望校に特化した勉強に移行していくことも大事です。
例えば、早稲田大学なら『早稲田の英語』という超有名な問題集があります。
目安としては秋以降ですが、志望校の傾向に沿った対策も取り入れていってください。
志望校特化の参考書は、ここでは紹介しきれないので、別途記事にします(待てない人は聞いてください)。
※秋頃までは、上で紹介した参考書・問題集から合っていそうなのを選び、基礎力・応用力を磨いていくのが優先。
大学受験の英語長文参考書・問題集のまとめ
紹介した参考書・問題集をまとめます。
- 「長文の読み方・解き方」をじっくりやる⇒『イチから鍛える英語長文500』
- センター~国公立大レベルの演習量を積む⇒『基礎英語長文問題精講』
- 国公立大~私大難関・国公立大難関レベルの演習量を積む⇒『英語長文問題精講』
- 英文要約までミッチリやる・考える力も付ける⇒『難関大突破 英語長文問題精選』
「とにかくたくさん読めばいい」と、思考停止してはダメ。
今回紹介した参考書を使うときのポイントと、おすすめ参考書で正しい対策をしてください。
いま行動を起こすか・起こさないかで、入試直前での心持ちが大きくかわります。
先を見据えて、戦略的にやっていきましょう!
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塾や学校で教えてもらえないにも関わらず、この勉強法を知らないと失敗するリスクが何倍にもなります。
しかし、多くの人に知って欲しいため、自分でもビックリするほど低価格で提供しています。
教材に書いてあることを実践&継続すれば1、2か月の短期間であっても以下のような成果を上げることも可能です。
- 模試の点数が+30点以上伸びる
- 偏差値が+10~15伸びる
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