今回は、以下のような悩みを掘り下げていきます。
- 現代文の勉強法がわからない…
- 高3は何をすればいい?
- 効果が出やすい参考書・問題集を教えて!
実際の指導経験や、E判定から早稲田に現役合格した経験をもとに、初心者からでもしっかりレベルアップできるよう解説していきます!
現代文の勉強法で高3がやってはいけないこと3つ
まずは、やりがちだけどやってはいけない勉強法を3つ紹介しておきます!
チェックして、もし当てはまっていることがあればすぐに改善しましょう。
現代文のNG勉強法①|読書だけで対策
「現代文の対策に読書は有効ですか?」という質問がよくあります。
私の経験からお答えすると、
- 高1・高2までならOK
- 高3は読書のみでは対策できない・効率が悪い
です。
たしかに、読書は文章への苦手意識を少なくできますし、読み方によっては「論理的思考力」も育てることができます。
ただ、それは長期的なものであって、高3で受験を間近に控えている人にはそれだと遅すぎます。
それに、誰もが「効果的な読書のやり方」ができるとは限りませんよね。
ダラダラ読んだり、好きな小説をただ流し読みするだけでは、効果は薄いです。
より具体的で即効性のある対策に、時間を使っていきましょう!
現代文のNG勉強法②|新聞の社説で評論対策
「新聞やその社説を読めば、評論の点数は上がりますか?」という質問もありますが、残念ながら、評論の点数を上げたいのであれば、評論の問題を解いたほうが早いです。
新聞の社説や難しい本など読んで「自分の意見」を持てたとしても、それは主観に過ぎません。
評論を読むとき、もっとも重要なのは客観的に情報を整理すること。主観的に考えて判断する力は、求められていないのです。
しっかりとした解答のある問題集などで、客観的な基準を身に着けていくようにしましょう。
現代文のNG勉強法③|ひたすら音読
現代文の音読は不要です。
英語の場合、読むスピードをはやくしたければ音読、というのが基本ルールですが、現代文はそこまでして読むスピードを上げる必要はありません。
むしろ、ひとつひとつのキーワードを注意深く観察し、一回読めば内容がほぼ頭に入るようにすれば、時間も短縮でき、正答率も上げられます。
スピードを速くするより、精読によって「読み返さなくてもいい」状態にすることで、間接的に時間を節約するイメージ。
その方が、問題の内容を正しくとらえられ、点数も上がりやすいです。
現代文では、速読より精読を意識すると良いでしょう。
現代文の勉強法のポイント6つ|高3はこれをやるべき
ここからは、高3が現代文をやるときの勉強のポイントを説明していきます!短期で結果を出したければ、すべて実践してください。
現代文の勉強法①|教科書や定期テストの勉強は前日にできる範囲で
学校のテストに出る現代文をしっかり対策したところで、入試に同じ問題が出ることはほぼありません。
定期テスト対策は、時間をかけるべきところではないです。
テスト前は、漢字・言葉・授業で言われていたポイントを、ざっと整理しておくくらいでOK。
ただ、言うまでもなく、指定校推薦など学校の成績が入試で必要な場合は、テスト対策を最優先にしてくださいね。
現代文の勉強法②|要約は練習すべきか
「要約をやったほうがいいですか?」という質問がある人も多いです。
学校の課題で「やっておくように!」と言われた人もいますよね。
結論、二次・個別である人のみ、要約は練習すればOKです。
要約は、しっかりやろうと思うと相当練習が必要です。
入試ではいらないけど、「学校の課題などで仕方なくやらなきゃ」という人は、要約をやりつつも、完璧を目指さず、「趣旨があっているか」のみ確認するようにしましょう。
現代文の勉強法③|記述式は必要な人だけ時間をかけて
記述問題は、2021年の共通テストでは見送りになりました。
そのため、現時点では記述の練習は、二次や個別など入試で必要な人だけやればOKです。
入試で記述が必要な人は
- 学校の記述課題は、時間をかけてじっくり解き、
- 解答を隅々までしっかり理解
- 加えて、本格的に参考書を買って対策する
といった対策をするべきですが、
入試で記述がいらない人は
- 学校の課題などの記述は普通に解きつつ
- 「趣旨が間違っていないか?」「あらかた意味を理解できているか?」をチェック
- 模範解答を書き写し、
- なぜそうなるのか自分なりに理解
以上ができれば充分です。
今までなんとなく記述をやっていた人は、上記のポイントを意識してみてください。
現代文の勉強法④|大学受験生(浪人含む)は「二次・私大の過去問分析」をまずやろう!
高3生・浪人生は、まず受験までに「自分は何をやるべきか」を明確にしてください。
浪人生は残念ながら、「現役時代に何かやるべきことができていなかった」と言えるので、反省点を明確にしておくことが何より重要です。
具体的には、
- 二次試験・私大の個別試験の過去問を見る
- 自分の実力で、どのくらい文章が読めるかチェック
- いまの実力でどのくらい正答できるかチェック
- どの分野・スタイルの問題が弱いのか確認する
という順番で、過去問分析・改善点の洗い出しをしていきましょう。
現代文は過去問をやるのが遅くなる人が多いですが、第一志望の過去問は遅くとも8月までに見ておくようにしてください。
現代文の勉強法⑤|高3が夏休みまでにやるべきこと=苦手意識をなくす
高3になったら、夏休みまでに現代文への苦手意識をなくせるよう対策していきましょう!
現代文の苦手意識とは、
- 長い文章読むのが苦手
- 難しい言葉を見ると眠くなる
- なんとなく読めても、正解できなくて凹む
- 論説はできるけど、小説ができない…
- またはその逆。論説が壊滅的
など。
このすべての苦手意識をなくすために有効なのは、
現代文はどういう仕組みになっているの?
という疑問を解消してしまうことです。
人は、「よく分からないもの」には嫌悪感を抱いてしまうもの。
夏休みまでに、『現代文ってこういうもので、こうやって解けばいいんだ!』と納得してしまいましょう。
具体的には、以下の記事にある参考書・問題集を使って、ひとつひとつ丁寧に理解していくのがおすすめです。
現代文の勉強法⑥|高3が秋~直前期にやるべきこと=入試対策
現代文がもともと得意!という人も、秋以降は本格的に対策を始めてください。
夏休みまでに基礎固めをした人も、秋からは入試対策に入っていきます。
具体的には、
- 解いていない残りの過去問を解く
- 志望校特化型の参考書(「早稲田の国語」など)で対策
- 正答率が悪いようであれば、以下で紹介する参考書・問題集で対策
この3つをコンスタントにやっていくと良いです。
ここからはスピード感が重要です。
「対策しているのに解けない…」という場合、どこか弱点を見逃している可能性もあるので、早めに信頼できる先生に相談しつつ進めるのがおすすめです。
大学受験の現代文のおすすめ参考書・問題集【基礎から偏差値60まで】
ここからは、私が指導や自分の大学受験での合格実績をもとに、厳選したおすすめの参考書を紹介します。
まず、基礎レベル~偏差値60くらいの人は、夏休みまで・秋以降などの時期にかかわらず、以下の参考書をひとつ選んでやっておくといいです。
すでに偏差値60以上の人は、ひとつ下の「センター高得点・早慶レベル」をいきなりやってもOKです。
大学受験の現代文のおすすめ参考書・問題集【センター高得点・早慶レベル】
偏差値60以上で、さらに学力を伸ばしていきたい人は、以下のテキストがおすすめです。
難易度が高い参考書はいくつもありますが、
- 読み解きのテクニックを効率よく・短時間で学べるもの
- アタマを入試モードに!思考力を覚醒できるもの
を選びました。
実はこの2つの参考書、私も実際に使ったものです。これらがなければ、早稲田の現役・独学合格はなかったと思います。
可能であれば、2冊ともやっておくといいです。
現代文解法の新技術
▼この本の特徴・使い方▼
- 重要単語への、超具体的なマークの付け方が分かる!→すぐに実践できる。
- しっかりマークしつつ読めば、センターレベルなら9割~満点も可能。
- 絶妙な分量感。
- 本格的な入試対策に「何か一冊やるとしたらどれ?」と聞かれたら、間違いなくこれ。
- 解法マニュアルが別冊でついてくる。→模試や試験の直前までマニュアルを読むことで、本番もルールを意識しつつ解ける。
過去問をやってもなかなか点数が取れない人は、買っておいて損はないです。確実に、値段以上の価値があります。
教養としての大学受験国語
▼この本の特徴・使い方▼
- 新書が大学受験対策になるなんて!意外性あるけどかなり使えます。
- 少し前(2000年出版)の本ですが、単に受験の流行を追う本ではないので、今でも普通に通用します。
- 入試に必要な「読解力」を、たった一冊で底上げするすごい本。
- テクニックじゃない、ホンモノの読解力を付ける対策。
- 新書だからといって、スラスラ読み飛ばしてしまわないよう注意!
高校のときの、信頼する国語の先生が、紹介してくれた本。これを持っていると、一目置かれます。笑
「教養としての」というタイトルですが、受験生が読まないのは確実にもったいない!実は、具体的な解法も得られます。
大学受験現代文の「漢字・語彙・文学史」について
これについては、別記事で解説します!お楽しみにお待ちください。
まとめ:大学受験現代文は高3になったら戦略的に
高3になったら意識したい、現代文の勉強法のポイントをお話ししました。
何をやるべきで、何をやらないべきなのか?
考えてモヤモヤしていた人は、ぜひ参考にして今日から実践してください。
高3になったら、「とにかくがむしゃら」は卒業しましょう。
どんなに基礎ができていないと思っていても、学校の課題ばかり頑張ったり、必要のない練習をしていては、時間がもったいなさすぎます。
なんとなくではなく、「なぜそれをするのか」の根拠を持って、戦略的に取り組むことで、現代文の点数は、短期間でもしっかり底上げされていきます!
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