中高生の「青春」を代表するイベントといえば、文化祭でしょう。
でも、この記事を読んでいるあなたは、「文化祭なんて楽しくないよ...」という苦しい気持ちでいっぱいかも知れません。
友達が少なかったり、皆でワイワイ騒ぐのが苦手だと、文化祭を苦痛と感じてしまう人も多いです。
本来「友達との絆を深め、中高生活の思い出を作ること」が目的である文化祭ですが、辛いと感じてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
この記事では
- 【文化祭が嫌い!】辛い・嫌だと感じてしまう理由は?
- 【文化祭が嫌い!】準備はサボってもいい?
- 【文化祭が嫌い!】当日休んでもいい?
- 【文化祭が嫌い!】当日ぼっちでも乗り越える方法は?
といった内容について紹介していきます。
この記事を読んで、あなたの心が少しでも軽くなることを願っています。
【文化祭が嫌い!】辛い・嫌だと感じてしまう理由は?
「青春!楽しい!」というイメージが強い文化祭。
中高生になる前は楽しみだったのに、いざ学生になってみると、「文化祭嫌だな...」と感じてしまうことがあります。
多くの人が、文化祭が辛いと思ってしまう理由を、1つずつ紹介していきます。
まず、代表的な理由の1つが、「友達がいない」というものです。
人と仲良くなるのが苦手だったり、クラスのグループに入って生活するのが苦手な人は、友達づくりでも苦労しますよね。
「クラスに友達が全然いない...」と寂しい思いをする人は、決して少なくありません。
文化祭は「クラス一丸となって取り組む行事」であり、「当日は友達とワイワイ楽しむ」ということがメインになります。
そのため、ただでさえクラスに馴染めていない人にとって、「誰かと一緒に」という環境や「お祭りを楽しめ!」という空気感は、辛いものになってしまいます。
まだ心を許せていない相手と、何かを楽しむことを強制されるような雰囲気が、友達が少ないと「ただの苦痛」に変わってしまうのです。
2つ目の理由は、「準備が面倒くさい」と思ってしまうことです。
文化祭は、1つのクラスで、演劇やお化け屋敷、屋台などの出し物を完成させることがメインの行事です。
そのため、夏休み期間に何日も学校に登校し、買い出しや、材料集め、衣装の準備などに時間をかけなければなりません。
また、クラス劇では、練習に1人欠けるとクラス全体に迷惑がかるため、強制的に練習参加させられることもあるでしょう。
特に、中学・高校3年生は、受験で忙しい夏休みに学校行事に時間を取られて「面倒くさいから嫌だ」と感じてしまいやすくなるのです。
「楽しさ」や「団結」を強要されると、どんな行事も嫌になってしまいますよね。
【文化祭が嫌い!】準備はサボってもいい?
「どうしても準備が面倒くさい」
「友達がいないのに練習に参加したくない」
そんな時は、準備をサボりたいと思ってしまいますよね。
ここでは、「サボっても良い・仕方ない場合」と、「サボらないほうが良い場合」の2パターンについて解説していきます。
「準備の時間を、どうしても他のことに使いたい時」は、文化祭の準備をサボっても良い・仕方がない場合と言えます。
文化祭の準備は、基本学生が主体となって行うものです。
そのため、時にはダラけるだけで1日が終わってしまったり、無駄な時間が過ぎるだけの日も...。
そのような日が何日も続いている場合は、他のことにその時間を当てたほうが、有意義に過ごせることがあります。
大学受験で、実力よりずっと上のレベルの大学を受験したい人は、思いっきり集中して勉強に取り組みたいでしょう。
また、部活の大事な大会を控えていたり、レギュラー争いをしている人は、文化祭準備でダラダラ過ごすより、練習に時間を費やしたいはず。
このように、他に一生懸命取り組むべきことがある人は、準備をサボっても仕方がないと言えます。
一方で、準備をサボらないほうが良いのは、「友達がいないから」という理由が大きい場合です。
確かに、仲がいい人がいないのに、わざわざ夏休みに教室に行って、誰かと何かをすることは、辛いかも知れません。
しかし、いっそ思い切り準備に貢献することで、友達ができることもあるのです。
準備や練習に沢山参加すれば、それだけクラスメイトと接する時間が増えます。
普段は関わりすらない相手と、お互いを知り合うきっかけになるのです。
「この人、実はこんなに面白い人だったんだ...」と感じるクラスメイトもいるかも知れません。
友達が少ないと感じている人こそ、文化祭準備をチャンスに変えることができるのです。
【文化祭が嫌い!】当日休んでもいい?
「準備も練習も参加したけど、当日参加はもう無理...」
そう感じて、それが大きなストレスの要因になっている人もいるでしょう。
そんなあなたに、はっきりお伝えします。
文化祭当日が嫌すぎて、心が辛い時は、思い切って休んでしまってください。
文化祭の最大の目的は、団結力を養うことでも、他者貢献でもなく、楽しい時間を過ごすことです。
中学・高校生活での楽しい思い出づくりなのです。
ワイワイはしゃいで思い出を作るための時間が、ストレスを感じるほど辛い時間になっているのなら、無理に参加する必要はありません。
「皆と一緒に」という価値観が強い日本の学校教育では、集団の中で上手く生活することが評価されがちです。
しかし、十人十色。
誰かにとって楽しいことが、あなたにとって楽しいこととは限りません。
集団行動をしたり、人に合わせることが得意ではなくても、それを無理に変えようとしたり、楽しめない自分を責める必要はありません。
本当に苦しいと感じるのなら、堂々と休んでしまいましょう。
一番大切なのは、あなたの心の健康です。
【文化祭が嫌い!】当日ぼっちでも乗り越える方法は?
本当は休みたくても、親が許してくれなかったり、出席日数を気にして休めない人も多いはず。
「友達がいないのに、1人でどうやって過ごせば良いの...?」
そんな人のために、ここでは「ぼっちでも文化祭当日を乗り切る方法」をご紹介します。
1つ目は、「体育館やホールでの出し物をひたすら観る」という乗り切り方です。
友達がいない人にとって最も辛いのは、ただ1人でブラブラ時間を潰すことではないでしょうか。
1人でいることで、周りからの目を気にしてしまったり、惨めな気持ちになるのは苦しいですよね。
そんな人には、体育館などで行われる、他のクラス・学年の出し物をずっと観ることがオススメです。
体育館は暗く、観客が沢山入るため、1人で座っていたとしてもあまり目立ちません。
また、入れ替わりで沢山のクラスが出し物を発表するため、時間が淡々と過ぎていきます。
熱心な観客として体育館に居続けることで、文化祭の1日を潰すことができるのです。
もう1つの手段は、「図書室や自習室にこもって、勉強をすること」です。
「人混みが苦手」
「大勢で行動するのも嫌い」
「楽しくないのに劇なんて鑑賞したくない」
そんな人は、文化祭で使用されていない空間を見つけ、勉強をして時間を潰すことができます。
クラスの出し物で参加しなければならない時間以外は、図書室などにこもることで、無理に人に合わせる必要がなくなります。
自分の心を少しでも楽にしてあげられるのなら、あなたが自習室にいても、誰も文句は言わないはずです。
まとめ
文化祭を楽しいと思う一方で、苦痛に感じてしまう人がいることは、自然なことです。
誰もが、誰かと一緒にはしゃぐこと、賑やかな環境で行動することを得意としている訳ではないのです。
「辛いな」と感じてしまうのあれば、自分の気持ちを一番大切にしてあげましょう。
苦しい思いをしてまで、文化祭に参加する必要はありません。
この記事を読んだあなたの心が、少しでも楽になってくれていたら嬉しいです。