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こんにちは、塾講師・オンライン家庭教師のめじろです!
このブログで、受験生や保護者の方に役立つ情報を発信しつつ、個別指導なども行っています。
今回は、以下のような悩みを解決します!
- 中学数学のノートってどう書けばいい?
- 図形や証明の書き方は?
- おすすめのノートはある?
授業ノートと、問題をやるノートの使い分けに迷ったり、あとでノートを見ても理解できなかったりと、悩む中学生は少なくないです。
私は塾講師として中学生に数学を教えてますが、「ノートの取り方さえうまくなれば、成績も伸びるのに!」という子が本当に多い!
意外とカンタンな点に注意するだけで、
- 見違えるように分かりやすいノートが書ける
- 成績までアップするノートになる
ので、ぜひ、最後まで読んで参考にしてください♪
- 当サイト「green magazine」の筆者は、2社の大手個別指導塾にて中学生の指導を経験。
- 中学時代は数学が大の苦手だったため、「数学苦手さん」でもできる解き方・ノート作りが得意です!
数学のノートをとる意味【裏紙だと○○ができない】
まずはじめに、「数学のノートを取る意味ってあるの?」と聞かれることがあるので、解説します。
数学の授業で、せっせとノートを取っても、よく意味がわからないし、結局テスト前に見返しても不明…
どうせ後から見ても分からないんだから、ノートを取るのはイヤ!となってしまうんですね。
でも、数学のノートを取る意味は、「授業を理解すること」だけではありません。
- ポイントや公式を書いておいて、あとで辞書として使う
- 計算の途中式を書いておいて、分からなかったときに見返す
という、大事な目的があります。
教科書は、ポイントがまとまっていないし、途中式がありません。
裏紙に計算をするだけだと、「いつ・何をやったのか」が分からないし、バラバラ・ぐしゃぐしゃになるので、一番大事な「復習」ができません。
塾の生徒でも、数学のノートをちゃんと作らずに、いつも裏紙にぐしゃっと書いている子は、「見直し」「復習」の概念が無いので、なかなか成績が伸びないんですよね…
あとから見て「ここはこういうポイントで、こう解くのか」と理解するためには、やっぱりノート作りは必要なんです。
ノート作りのコツは、この記事で分かりやすく解説していきます。
ぜひ、ノート作りをやめてしまわないで頑張ってみてください!
数学ノートのページの使い方
まずは、数学ノートにどうやって書いていくのか、ページの使い方を2つ紹介します!
数学のノートの真ん中に線を引く(半分にする)作り方
学校の先生で、
- ノートの真ん中に線を引いて、
- 左側に問題を
- 右側に計算式と答えを書きましょう
と教える方も多いようです。
こういう感じですね!
計算の練習など、あまりボリュームが多くない問題は、このやり方はおすすめです!
右半分を隠せば、テストのようになり、復習もできますよね。
ただし、証明や図形問題など、書くことが多い問題だと、スペースが小さいのでごちゃごちゃしてしまいます。
書くときにごちゃつくと、計算ミスの原因になります。
思考も、なかなか整理できません。
数学のノートを表・裏で使い分ける作り方【ルーズリーフがおすすめ!】
図形や証明問題など、書くことが多い問題の場合は、
- ノートの表(オモテ)に問題を書き、
- 裏(ウラ)に解答・計算式を書く
ようにするのがおすすめです。
こんなイメージです!
ルーズリーフを使う手もあります。
- ルーズリーフの表:問題
- ルーズリーフの裏:答え
を書いていきます。
ルーズリーフのいいところは、テスト前にページをシャッフルして、ランダムに理解度をチェックできること。
演習の質がめちゃめちゃ良くなるので、テストの点数アップに直結します!
定期テスト前は、「学校のテスト前課題」が出されるはずなので、その課題で「裏・表」ノートを作り、試験前に繰り返し演習するようにしましょう。
これだけで、定期テストの点数が10~20点アップする可能性もあります!
数学のノートに問題文は全部書くべき?
文章題だと、長~くなるので、ノートに全部書くのはイヤですよね。
長々と書いていると手も痛くなるし、時間がもったいないので、問題は全部書く必要はありません。
一度問題を読んだら、問題の内容を箇条書きにして書いていきましょう!
例えば、
ジョーカーを除く52枚のトランプから1枚だけ引くとき、次の問いに答えなさい。
①起こりうる場合の数を求めてください。
②ダイヤで偶数のカードを引く場合の数を求めてください
こういった問題の場合は、
- ジョーカーを除く52枚のトランプ
- 1枚だけ引く
- 起こりうる場合の数は?
- ダイヤで偶数のカードを引く場合のは?
このように、箇条書きで書くことにより、格段に分かりやすくなります!
「なんだそんなことか!」と、問題がカンタンに見えてくることも多いですよ。
数学のノートは色分けしたほうがいい?
数学のノートは、色分けする必要はありません。
きれいに書こう・カラフルに書こうと思うのはいいですが、色分けによってノートが分かりやすくなるワケではありません。
塾で生徒を教えていても、やたらキレイにノートを取る子よりも、ザクザク殴り書きをして、早くノートを完成させる子の方が、成績は良いです。
使うとしても、赤・青・黒の3色くらいにとどめておき、シンプルで無駄のないノートにしてくださいね!
数学のノートを超わかりやすくするコツ5つ
「ここはどう書いたらいい?」という質問が多い箇所について、具体的に書き方を教えます。
計算式のノートの書き方
計算式をノートに書くときは、必ず=(イコール)のタテの位置を合わせて書くようにしてください。
このように、イコールがどこにあっても、その下に次のイコールを書くようにします。
式が複雑になると=(イコール)の位置がずれているだけで、計算ミスをしやすくなります。
カンタンな式であっても、書き方を合わせるクセを付けておいてくださいね。
数学の正負の数のノートの書き方
正負(プラスとマイナス)は、慣れてきたらカンタンに解けますが、難しいときは数直線を使って書いてみましょう!
数直線は、左にいくほど小さい数・右にいくほど大きい数になります。
例えば、
-7+11
の場合、
- まずゼロからスタートし、ー7までひとつひとつ左へ数えます。
- ー7まで来たら、今度は右へ、11メモリ分進みます。
- 止まったところが答え(+4)です。
ノートは、このようにして書きます。
慣れないうちは、どんどん数直線を書いて、理解していきましょう。
数学の図形問題のノートの書き方
図形問題は、できるだけノートに自分で図形をかいてみてください。
最初は難しく感じるかもしれませんが、10~20問くらいやればすぐ慣れるはずです。
透明(クリア)の定規を使うと、より書きやすいです。
図が書けたら、問題の条件・分かっていることを図に書き込んでいきます。
文章と図形を眺めているだけでなく、文章に書いてあることを図形の中におとしこんでください。
しっかり手を動かして、ノートに書き込みしていくことで、
- 図形に対する苦手意識がなくなってくる
- 図を見るだけで問題の内容が分かる
ので、かなり正解しやすくなりますよ!
頭の中で考えていることを、ノートにすべて書いていくことで、考えが整理されて、解決の糸口が早く見つかるようになります。
生徒を教えていると、自分で図を描いたことがない・図に書き込んだことがない子が多すぎます。
眺めているだけで点数を取れるのは、天才くらいなのに…
いままで眺めているだけだったな、という人は、下手でもいいので「手を動かす」ことを意識してみてください!
数学の証明問題のノートの書き方
「証明ってどうやって書くの?」という質問はよくあります。
証明問題のノートは、
- 図形に自分で書き込む
- 証明の「型」に沿って、ただ書く
この2ステップです。
図形がある問題のときは、まず、仮定として分かっていることを図に書き込みます。
※方眼やメモリの付いているノートだと、図が描きやすいです。
次は、証明を書いていく作業ですね。
証明には、「型(かた)」があります。
- 何について?
- どういう理由で?
- どうなるの?
この3ポイントを押さえてかけば、証明の解答になります!
もう少し詳しく見てみると、
- 何について?…「○○において」
- どういう理由で?…「仮定より…、図より…」
- どうなるの?…「△△というルールにより、□□である」
証明問題をノートに書くときは、ただダラダラ書くのではなく、この「型」を意識するようにしてください。
テストでも、証明問題が楽勝に思えてきますよ!
数学のテスト直しノートの作り方
定期テストが返却されたら、「テスト直しノート」を作ってください。
解き直しもできればしてほしいですが、余裕がない人は、
- 間違えた問題を写す
- 計算式・解答を写す
- 使うべき公式をメモする
だけでも効果はあります。
自分はこの分野が弱かったんだな、と現状を確認することができるので、学年末テストなど広範囲のテスト勉強をする際、役に立ちますよ!
授業ノートの取り方・まとめ方
授業中のノートに関しては、
- 手を止めない
- とりあえず板書を写す
ことを意識しましょう。
分からないところがあると、ノートを書くのがイヤになってしまいがちですが、手を止めてしまうと、後で見直そうと思ってもできません。
空白を作らないように、頑張ってみてください。
授業中に分からなかった問題でも、家に帰ってからノートを見て、「なんだカンタンじゃん!」と思えることも多いですよ!
余裕がある人は、
- その日の授業で使った公式
- 解法のポイント
を、教科書からノートに写しておくと、より知識が定着します。
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(他の教科でも、表を書く・線を引くのがめっちゃラクになるのでおすすめです。)
あと、図形を書くのが苦手なら、透明(クリア)の定規がおすすめです。
中学生の娘の愛用です。
折りたたみの定規やアルミ製など
色んなものを使いましたが
これが一番いいみたいですね。(Amazon口コミ)
私もいろんな定規を使いましたが、透明のものが、数学には一番でした!
まとめ:数学のノートのまとめ方はコツあり!文房具も工夫するとなお◎
中学生の悩みを解消する、数学のノートの作り方を紹介しました!
私も塾で生徒にアドバイスすることがありますが、ノートの取り方が変わったことで、理解度が見違えるように上がった子もいますよ。
数学の成績が上がらない…テストの点数が悪い…のは、もしかしたら、ノートの取り方が良くないのかもしれません。
今回の記事を参考に、ぜひ
成績が上がる数学ノート
を作ってください!
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