2020年2月27日、コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国の小中学校に対し一斉休校要請がありました。
私の近所の中学校も、3月末まで休校となりました。
休校を踏まえ、自宅でオンラインで学習を進められるEdtechについて注目が集まりつつあるので、今回は
- Edtechとは?
- 料金ってどれくらい?
- どんな内容があるの?
- 小学生~高校生まで対象?
- 専用端末は必要?スマホでできる?
など網羅的に解説していきたいと思います。
Edtechって何?|コロナ一斉臨時休校でも良質な学習環境を維持
休校時の学習環境維持が心配?
SNSをはじめ、休校中の家庭学習に注目が集まっています。
休校となると、
- 家でどうやって勉強するの?
- 子どもがダラダラしてしまい、新学期への意欲が下がるのでは?
と心配なご家庭も多いかと思います。
多くの学校では、休校中の課題などきちんと対策が取られたとは思いますが、
「やることがなくて暇」
「時間はたっぷりあるからダラダラしよう」
と勉強への意欲が低下してしまうのも問題。
休校解除後に補習があるとはいっても、充分な内容の授業が受けられるかどうか?は、学校によって対応が異なる可能性が高いため、心配が残ります。
そんな中、自宅でも質の高い学習環境をつくることができるEdtechが活躍してくれますので、さっそく紹介していきますね。
そもそもEdtechとは?
Edtechとは、EducationとTechnologyを合わせた造語で、
- 教育
- IT技術(ネットなど)
を組み合わせたサービスのことをいいます。
Eラーニングや、ネット学習に近いものと思ってOK。
ひとつの場所に集まらなくても、ネット環境があればどこでも授業やサービスが受けられるので、災害などの非常時や、今回のような一斉休校時にも活躍してくれます。
Edtechの料金がまずは気になるんだけど?
コロナウィルスによる一斉休校要請を受けて、Edtechを始めようとする方も多いです。
でも、「料金が高いなら正直難しいかな…」というのが本音ですよね。
Edtechの料金は、
- 一か月1,000円前後~5,000円くらいが相場
- より高度なサービスを受けられるものは、月々10,000円くらいかかるものもある
「有名講師の授業が見放題が980円!」とかもよく聞きますよね。安く始められるのも、Edtechの特徴のひとつです。
なお、コロナウィルスによる臨時休校で活用したいのであれば、無料お試し期間のみで済む場合も多いかと思います。
後述しますが、コロナ休校に際し、無料で映像授業を公開しているサービスもあります!!
塾や家庭教師より格安で、人と接触しないことからも安全ですので、検討する価値はありそうですね。
(私は塾講師ですが、塾での感染が広がらないよう、衛生面でかなり気を使います。Edtechはこうしたヒヤヒヤ感がないのでいいですよね…)
Edtechにはどんな内容があるの?対象学年は?
Edtechは、小学校~高校生まで幅広く学べるよう、色々なサービスがあります!
- 子どもの好奇心を刺激するような、アソビ系Edtech(小学校低学年から可能)
- 科目ごとのオンライン授業が見られるEdtech(中高生に対応)
- 問題を解いて理解度をチェックできるEdtech(小中学生に対応)
かなり多くのサービスがあるため、一度にこのページで紹介することは難しいので、まずは
「コロナウィルスの休校期間中に対策したい!」
という声が多いことを考慮して、サービスを厳選して紹介していきます。
小学校低学年のお子さんの休校対策は?
たとえば、小学生向けには、タンキュークエストというサービスがコロナ休校に際し限定プランを無料提供してくれています!
- 朝から夕方まで授業を開講してくれる!
- お昼ご飯をみんなでおしゃべりしながら食べよう
- お家でマスク作りチャレンジ!
などなど、お子さんが楽しめるよう工夫されたカリキュラムがたくさんあります。
日中、ずーっとお子さんの相手をしているのは難しい!という方は要チェックです。
小学生・中学生は、休校期間に問題チェックで理解度を深めては?
放課後や不登校児童・生徒の学習に積極的にサービス提供しているeboardでは、なんと2500本の映像授業とチェック問題を常時無料提供しています。
不登校支援に尽力しており、誰でも会員登録をすればすぐに利用できます。
私も先ほど登録させてもらいましたが、本当にスムーズ!
サイトも使いやすいので、どのサービスがいいか迷ってしまう人は、とりあえずeboardがおすすめです。
※小中学校の内容メイン。高校は、数学Ⅰのみ
中学生・高校生の本格授業なら?
- 受験勉強のリズムを止めたくない
- 学校の授業がなくても単元学習は早めに進めたい
という中高生のために、期間限定で映像授業を無料公開しているのがアオイゼミ。
Z会グループの品質の高い授業が受けられる上、毎日(平日)夜、実力派講師のライブ授業に参加することができます。
ライブ授業が放送される・コメントやスタンプで講師や全国の生徒と交流できるので、勉強のペースメーカーになりますね。
モチベーションを落としたくない人に、非常~におすすめです。
Edtechには専用端末が必要?スマホでできる?
基本的に、専用端末が必要なEdtech教材はほとんど無し。
上記で紹介したサービスはもちろんですが、スマホ・タブレット・パソコンのいずれかと、インターネット環境があれば利用を開始できるものが多いです!
特別なソフトも必要なく、目の前のスマホさえあればOKなのはありがたいですよね。
経済産業省が緊急メッセージ発表!「学びを止めない未来の教室」は要チェック
コロナウィルスの感染対策による小中学校への休校要請を踏まえ、経済産業省の教育産業室が、Edtechの無料サービス開放など行っている事業者を
にて発表しています。
今回記事で紹介した以外にもさまざまなサービスがありますので、
- 学びへのモチベーションを維持するため
- 単元の内容を順調に進めるため
- 暇そうなお子さんに学習させるため
に、ぜひぜひチェックしてみてください!
(私も、先ほど勤務先の塾が当面休講との連絡がありましたので(汗)、生徒への対応として検討した方がいいのではと思い始めたところです…)
コロナウィルスで暗い話題が多いですが、非常時のEdtechの可能性を再認識する良い機会にしていきましょう!